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2012年3月11日 (日)

2月米朝高位級会談の合意内容

朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)と米国間の第三回高位級会談が223日・24日に中国北京で行われ、229日、その内容について米朝が同時発表しました。

これについて、日本のマスメディアでは、①朝鮮側が核実験とミサイル発射、寧辺のウラン濃縮施設の活動の一時停止、IAEA監視要員の受入れを認め、②その見返りに米側が栄養食品の支援をおこなうことで合意した-というだけの報道が殆どですが、朝鮮外務省スポークスマンの発表によると、「朝米関係改善のための信頼醸成措置と朝鮮半島の平和と安全保障、6カ国協議再開に関連した問題が真剣で深く論議され」、上記の二点のほかいくつかの合意がなされています。これは、金正日総書記の死去後も政策が継続され、金正恩政権移行後初めての米朝合意という意味もあります。

  クリントン米国務長官は、「正しい方向へのささやかな第一歩」と言いましたが、朝鮮半島の平和を求める人びとから言わせれば、米国に停戦状態=準戦時状態の放置から平和協定締結の実現へ向かわせる「正しい方向へのささやかな第一歩」と言えると思います。(W)

【以下、朝鮮外務省スポークスマンの発表内容】(「朝鮮通信」より)

20117月と10月に行われた二度の米朝高位級会談の継続過程である今回の会談では、朝米関係改善のための信頼醸成措置と朝鮮半島の平和と安全保障、6カ国協議再開に関連した問題が真剣に深く論議された。

朝米双方は、919共同声明(【注】20056者協議共同声明=本ブログの書庫に全文所収)の履行意志を再確認して、平和協定が締結される前まで停戦協定が朝鮮半島の平和と安定のための礎石であることを認めた。

双方はまた、朝米関係を改善するための努力の一環として、一連の信頼醸成措置を同時にとることに合意した。

米国は朝鮮を敵視せず、自主権尊重と平等の精神で二国間関係を改善する準備がされていることを再確認した。

米国は文化、教育、スポーツなど様々な分野で人的交流を拡大する措置を取る意思を表明した。

米国は、朝鮮に24tの栄養食品を提供し、追加的な食糧支援を実現するために努力することとし、双方は、そのための行政実務的な措置を直ちにとることにした。

米国は対朝鮮制裁が国民の生活など民生分野を狙っていないという事を明らかにした。

6カ国協議が再開されれば、我々の制裁解除と軽水炉提供問題が優先的な議題になるだろう。

双方は、対話と交渉の方法で朝鮮半島の平和と安定を確保し、朝米関係を改善し、非核化を実現していくことがそれぞれの側の利益に合致することを確認して会談を継続することにした。

我々は米国の要求に応じて朝米高位級会談に肯定的な雰囲気を維持するために、実りある会談が行われる期間の核実験と長距離ミサイル発射、寧辺におけるウラン濃縮を臨時停止し、国際原子力機関の監視を可能にすることにした。

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