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2012年4月11日 (水)

4・10防衛省緊急抗議行動の報告

410日夜、東京・市ヶ谷の防衛省正門前で   Dscn0598_5

<PAC3沖縄への強行配備糾弾!北朝鮮のロケット発射を口実に沖縄へのPAC3強行配備・自衛隊基地の拡大強化を許さない-4.10防衛省緊急抗議行動>が取り組まれた。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックと私たち日韓ネットが共同で呼びかけたもので、数日前のよびかけの緊急行動にもかかわらず約40人の人々が駆けつけた。

正門前で防衛省係官を前に、各団体が持参の申入れ書をマイクで読み上げ、さらに係官に「田中防衛大臣に必ず渡すよう」念を押しながら提出した。この日申し入れを行ったのは、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックと日韓ネットの両呼びDscn0602 かけ団体のほか、沖縄一坪反戦地主の長老・上原成信さん、アジア共同行動(AWC)日本キリスト教婦人矯風会、本郷文化フォーラムワーカーズスクール(HOWS)。また在日韓国民主統一連合(韓統連)、全労協全国一般全国協などが行動への連帯挨拶を行った。

申入れ後、防衛省に向けて全体で抗議のシュプレヒコールを挙げ、終了した。

【以下、日韓ネットの申入れ書】                  

北朝鮮敵視・「ミサイル」騒動を止め、

         ただちに沖縄からPAC3を撤去せよ

申し入れ書

内閣総理大臣 野田佳彦 様

防衛大臣   田中直紀 様

2012年4月10日 日韓民衆連帯全国ネットワーク

朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)は3月16日、金日成主席生誕100周年に際し、運搬ロケット「銀河3」に載せた実用地球観測衛星「光明星3」号を、平安北道鉄山郡の西海衛星発射場から南側方向に向けて、4月12日~16日の間に発射することを明らかにしました。これに対して、日米韓政府は初めから「人工衛星と称する長距離弾道ミサイル」と決めつけ、「国連安保理決議違反」として朝鮮敵視政策を強めています。

とりわけ日本政府は、北朝鮮の人工衛星発射計画の発表を機に、3月30日に国会内で安全保障会議を開き、ここでの決定を受けて、同日、田中防衛大臣は自衛隊に対して「破壊措置命令」を発令し、首都圏3か所(市ヶ谷・朝霞・習志野)と沖縄島2か所(那覇・南城)、そして宮古島・石垣島への自衛隊派遣と迎撃ミサイルPAC3の配備を強行しました。また宮古島と与那国島には「ミサイルの破片が落下してくる際の災害対応」として陸上自衛隊の「救援隊」が派遣されています。さらに、イージス艦2隻を沖縄周辺海域に、1隻を日本海に配備し、マスコミの意図的な報道と相まって、いま日本中に「北朝鮮のミサイルが飛んでくる」という戦争の雰囲気が醸し出されています。とりわけ沖縄島、宮古島、石垣島、与那国島は、物々しく公道を走る自衛隊車輌や実弾の入った銃器を携行する自衛隊員、必要のないJアラートの実験放送などで、極度に緊張した戦争の雰囲気を強いられています。これらの暴挙は、2010年の「新防衛大綱」に盛り込まれていた南西諸島への自衛隊配備の実行にむけての地ならしであり、マスコミを動員して北朝鮮を仮想敵国に仕立て上げ、沖縄県民の不安を煽ることで強行突破した日本政府の「自作自演劇」に他なりません。

そもそも宇宙の平和利用は諸国民の権利であり、日米韓3国では当たり前のように行なっている人工衛星の発射が、北朝鮮だけはダメだというダブル・スタンダードはまったく通用しません。まして今回、北朝鮮はこの「光明星3」号打ち上げ準備の一環として、国際民間航空機関、国際海事機関、国際電気通信連合など関連する国際機関に必要資料を通報し、「光明星3」号発射の現場を公開するとして、NASAやJAXAをはじめ各国の専門家や記者に招待状まで送っています。これまで「長距離ミサイル」といってきた実体を見究める絶好の機会を日米政府とも拒否し、あまつさえ他の国々にも北朝鮮からの招待を拒否するように同調を求めているのは、なにゆえなのでしょうか? それは、これまで日本政府が「長距離ミサイル」と言い張ってきたものが、じつは「自作自演」の嘘に他ならなかったと証明されるのを恐れたから、と指弾されても仕方がない愚かな行為です。

いっぽう日本政府は、宇宙開発を「平和目的」に限定したJAXA法(独立法人宇宙航空研究開発機構法)から、「平和目的」規定を削除する法案を今国会に上程する動きも見せています。北朝鮮は日本の「H‐2」ロケットを宇宙の軍事利用目的と見ており、JAXA法が改悪されれば、日本が宇宙軍拡に乗り出す法的根拠を与えてしまいます。わたしたちは、日本政府とマスコミが一体となって煽る「北朝鮮のミサイル」キャンペーンの裏で進む日本政府と国内軍需産業の宇宙軍拡の野心に対しても警告を発します。

こうした状況の中で、日本政府は北朝鮮敵視の民族排外主義を肥大化させ、4月3日、北朝鮮に対する8度目の「制裁措置」1年延長を閣議決定しました。さらに朝鮮学校に対する高校無償化適用は排除されたまま、朝鮮高級学校の生徒たちはこの3月に、二度目の卒業式を迎えることを余儀なくされました。こうした日本政府による卑劣な差別・排外主義政策が、2002年の日朝ピョンヤン宣言でうたわれた日朝国交正常化にむけた道筋を限りなく遠のかせ、日本人による在日朝鮮人へのいわれのない差別・排外主義的暴力行為を生み出す温床になっているのです。

また、今回のPAC3の沖縄への強行配備は、唯一、日本で日本軍により地上戦を強いられた沖縄の人びとの平和への思いを土足で踏みにじり、近隣諸国と平和で友好な関係を築こうとする沖縄県民の生存権を根底から脅かす決して許されない行為です。したがって、わたしたち日韓民衆連帯全国ネットワークは、以上のような事態を生み出した日本政府に強く抗議し、以下のことを強く申し入れます。

・日本政府は戦争の雰囲気を煽る「北朝鮮のミサイル」騒動をやめ、ただちに沖縄からPAC3を撤去せよ!

・日本政府は、与那国島をはじめとした南西諸島への自衛隊の配備・強化を中止し、沖縄への差別・抑圧をやめろ!

・日本政府は北朝鮮への敵視政策をやめ、日朝ピョンヤン宣言にもとづく対話姿勢をとれ!

・日本政府は在日朝鮮人への差別・排外主義を煽る北朝鮮敵視政策を改めよ!

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