北朝鮮ロケット発射への韓国進歩連帯の論評
[論評] 北朝鮮の「光明星3号」打ち上げに関する論評
2012年4月13日 韓国進歩連帯
1. 北朝鮮は本日、人工衛星「光明星3号」を打ち上げた。
2. 北朝鮮は1967年に採択された「月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約(宇宙条約)」にもとづいて人工衛星を打ち上げられる合法的、普遍的権利を有しているが、「弾道ミサイル技術を利用したすべての発射体」の試験発射に反対している国連安保理事会1874号違反と関連技術の軍事的転用について憂慮の声が上がっている。
3. 世界的に1年に数百の人工衛星が打ち上げられている今日、ただ北朝鮮の人工衛星の打ち上げだけに憂慮の声が上がるような特別な状況は、その根本的原因は米朝間の軍事的対決状態と政治的不信が解消されていないところにあり、朝鮮半島の平和のためには直ちにこの問題こそ解決されなければならない。
4. 宇宙利用や開発に関する普遍的権利を保障しつつ、提起される軍事的憂慮を解消できるよう関連交渉を即時行い、落ち着いて節制された対応によって、朝鮮半島の軍事的緊張が高まることを防いでいかねばならない。
また、人工衛星の打ち上げは、長距離ミサイルのみを言及した「米朝間の 2.29合意」の破棄ではないため、この2.29合意は迅速に履行され、平和体制へと進む橋をかけられるよう、関連国は積極的に努力すべきだ。
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