2013 3・1独立運動94周年3・2集会の報告
休戦協定から60年 休戦協定から平和協定締結への国際世論高めよう!
3月2日夜、東京・文京区民センターで「3・1朝鮮独立運動94周年 安倍・朴政権の登場と私たち 3・2日韓民衆連帯集会」が約150人の人びとの参加のもと開かれました。日本で安倍政権、韓国でも朴新政権が登場し、さらに今年に入り朝鮮の人工衛星打ち上げに対する国連安保理制裁決議、これに反発する朝鮮の地下核実験という朝鮮半島をめぐる新たな緊張の高まりの中での集会となりました。
集会では、はじめに実行委を代表して渡辺健樹さん(日韓ネット共同代表)が主催者挨拶。現在の緊張した情勢に触れながら「緊張の根源は朝鮮半島が休戦状態のまま放置され続けていることにある。休戦協定から60年の今年、平和協定締結へと転換させる国際世論喚起の取り組みを強めよう」と提起しました。
講演の最初は日本側から、浅井基文さん(前広島平和研究所所長)が「安倍・右翼改憲政権と私たちの課題」と題しておこない、続いて韓国側から韓国進歩連帯のチェ・ウナ自主統一委員長が朴新政権の評価と韓国民衆の闘いについて、またハン・チュンモク韓国進歩連帯共同代表から朝鮮戦争の休戦協定60周年を恒久的平和体制への元年にしようとの呼びかけと国際共同行動の提案を受けました。浅井さんと韓国ゲストの講演と提起を全体で大きな拍手で確認しました。
【各講演要旨は別掲】
休憩を挟みノレの会が登場。朝鮮学校出身の父親たちで結成したコーラスグループ「アエ」が作詞し在日朝鮮人の作曲家が曲をつけた『心の扉を開いて』、そして光州民衆抗争で倒れた仲間たちを思い作られ韓国で最もよく歌われている『イム(君)のための行進曲』を熱唱し会場を盛り上げました。
集会は最後に、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの吉田正司さん、許すな!憲法改悪・市民連絡会の高田健さん、「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター共同代表の西野瑠美子さん、「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会の森本孝子さんから、重要な局面を迎えているそれぞれの課題についてアピールを受け、闘いの新たな決意を全体で確認しつつ集会を終了しました。
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