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2013年8月

2013年8月 8日 (木)

8・1ソウル-ピョンヤン-東京 リレー国際シンポを開催

81日、朝鮮戦争停戦60周年・「ソウル平壌東京リレー国際シンポジウム『戦争から平和へ、朝米平和協定締結の道へ』」が東京・千代田区の学士会館で行われ、在日韓国・朝鮮人や日本の市民ら350名が参加した。

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シンポジウムは、ソウルとピョンヤンで行われた停戦協定60年の行事にそれぞれ参加した海外ゲストを中心に東京で一堂に会し、あらためて朝鮮戦争停戦協定60年を平和協定締結への国際的アピールを強めようと準備されたもので、シンポジウム実行委員会共同委員長は、6.15共同宣言実践海外側委員会の郭東儀共同委員長(日本地域委員会議長)、6.15実践日本地域委員会の安秉玉名誉議長(在日朝鮮人平和統一協会副会長)、朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会の日森文尋議長、日韓民衆連帯全国ネットワークの渡辺健樹共同代表が務め、平和フォーラムが協賛した。

シンポジウムには、韓国の平和シンポジウムと平和行進に参加したミシェル・チョスドフスキー・カナダオタワ大教授、ピョンヤンの国際平和大行進と米軍の蛮行を糾弾する国際糾弾大会に参加した米国のラムゼイ・クラーク元司法長官、ブライアン・ベッカー反戦反人種差別行動(ANSWERアンサー事務局長)、マラ・フェルハイドン・ヒリアード弁護士、中国・清華大学の鄭己烈客員教授らが一堂に会し、これに朝鮮大学校の金英子教授も加わり、コーディネーターを韓国問題研究所所長の康宗憲さんが務めるという陣容で行われたもの。

シンポジウムでは、クラーク元長官とチョスドフスキー教授が基調報告。

クラーク元長官(写真右)は、日本の植民地支配から解放された朝鮮に軍103548_33038_3226_2 事境界線を引き、分断された南側を統治した米国が1950年からの3年間の戦争で北側に対し行った軍事行動はジェノサイド(大量虐殺)そのものであったと指摘。朝鮮が受けた被害は、第2次大戦でのヨーロッパ各国の被害を上回る水準であったと述べた。

廃墟と化した国土を朝鮮が、米国の軍事的、経済的圧力の中でも再建したことについて触れた元長官は、「平壌は世界的にも美しい街」だと語り、今回の訪朝に関し朝鮮人民の高い文化性と勤勉さを目撃したと感想を述べた。

元長官は、長い歴史の中で朝鮮民族が引き継いできた同じ言語と文化を分断した米国人の一人として、「朝鮮半島の再統一を手助けしたい」と話した。

ソウルのシンポジウムに参加したチョスドフスキー教授(写真左)は、朝鮮戦争で米国が軍事施設ではなく民間人を標的にした 103548_33039_3226_3 核攻撃作戦を計画し、戦後からこんにちにいたるまで朝鮮を核で威嚇してきたことについて言及し、米国の脅威に対処するために朝鮮が核実験を行わざるを得なかったという経緯は説得力があると指摘した。

そのうえで、朝鮮半島の平和的統一のためには、南朝鮮に駐屯する米軍が撤退しなければならないとしながら、それは「現実可能な歴史的プロセス」だと主張した。

続いて行われたパネルディスカッションで、ブライアン・ベッカーANSWER事務局長(写真右)は朝鮮半島平和には米国政府の意志が大きな影響を与えると指摘し、米国人が自国政府に対して、その実現を要求することは米国人の103548_33041_3226_2義務だと話した。また、米国の圧力によって朝鮮が「崩壊」することはなく、南の民衆も朝鮮半島の平和を望んでおり、米国は朝鮮に対する強硬政策を変換しなければならないと強調した。

マラ弁護士は、朝鮮は米国の終わりなき脅威の中で、平和に生きるという当たり前の権利すらも奪われてきたと話し、米国が主導する対朝鮮経済制裁は事実上の戦争行為にあたる不当な措置だと指摘した。

また、金英子教授は「停戦協定60年と日本」をテーマに在日朝鮮人に対する日本政府の一貫した差別政策や朝鮮学校への「高校無償化」適用除外などの状況を報告し、鄭己烈・清華大客員教授は今回のシンポジウム開催の意義について強調した。

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これに先立ち海外ゲストの一行は、日本外国特派員協会での記者会見、朝鮮学校訪問なども精力的に行った。

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2013年8月 4日 (日)

停戦協定60年・ソウル国際平和行動の報告

726日~27日、ソウルで停戦協定60年・平和協定締結を求める国際平和シンポジウムや国際平和集会・国際平和行進などが取り組まれました。日本からも東京・名古屋・大阪・沖縄の各地から、さらに平和フォーラムも各地の会員の皆さんが参加して総勢約50人近い訪問団でソウルの一連の行動に参加し、たいへん意義ある取り組みになりました。参加された皆さん、お疲れ様でした。

韓国側で私たちを受入れ、さまざまな気配りをされ苦労された皆さんにはあらためて感謝します。

また、この間呼びかけさせていただきました「停戦協定60年を朝鮮半島の平和体制の元年に!」の賛同署名は、日本から最終的に62人の方が呼びかけ人をお引き受けくださり、1,389筆の個人・団体に賛同署名していただきました。これらはすべて、26日の国際平和シンポジウム後の公式レセプションの場で韓国側に伝達させていただきました。ご協力ありがとうございました。

726ソウル国際平和シンポジウム

726日午後、ソウル女性プラザ国際会議場において「停戦60年・朝鮮半島平和協定締結のための国際平和シンポジウム」(主催・戦争反対平和実現国民行動、統合進歩党、進歩政策研究院)が開かれました。

最初に主催者を代表してオ・ジョンヨル韓国進歩連帯総会議長、イ・ジョンヒ統合進歩党代表(写真下)が挨拶。またイ・チャンポク615南北共同宣言実践南側地域委員会共同代表も連帯の挨拶に駆けつけました。

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「朝鮮半島民衆に対する米国の戦争」と題した特別講演を、ミシェル・チョスドフスキー・カナダオタワ大教授(『貧困の世界化』『戦争の世界化』などの著者)が行いました。

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【第一セッション】「朝鮮半島の停戦体制終結と平和体制」にはパネリストとして、[米国]グレゴリー・エリック米ヤセノヴァツ研究所理事(NATOの戦争犯罪を調査する米国調査団メンバー)、[日本]服部良一・前衆議院議員(写真左)、[中国]シオン・レイ清華大教授(写真右)、[韓国]パク・スンソン前民主政策研究院長(民主統合党傘下のシンクタンク)、パク・キョンスン進歩政策研究院副院長(統合進歩党傘下のシンクタンク)。

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【第二セッション】「東北アジアの平和のための国際共同行動」のパネリストは、[米国]ティム・ショーロック「アジア太平洋の平和と非核化」のための運営委員会委員、[日本]渡辺健樹・日韓民衆連帯全国ネットワーク共同代表(写真)、[韓国]ミン・ビョンヨル統合進歩党最高委員、イ・テホ参与連帯事務総長、ヂュ・ヂェヂュン韓国進歩連帯政策委員長。

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チョスドフスキー教授の特別講演を受けて行われた二つのセッションでは、各パネリストからの発題提起がなされ、活発な討論が繰り広げられて大変有意義な内容だったと思います。

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*日本側パネリストの服部さんと渡辺さんの発題文書は以下からダウンロードできます。

  服部さん発題「seoul2013.7.26hattori.pdf」をダウンロード

  渡辺さん発題「seoul2013.7.26watanabe.pdf」をダウンロード

 討論終了後、同じ会場で公式レセプションが開かれ、日本から持参した賛同署名とハンギョレ新聞意見広告の分担金の伝達や、大阪・沖縄の仲間たちが持参した寄せ書きが韓国側に贈呈されるなど、終始和気あいあいの友好・連帯・交流の場となりました。ここで日本の訪問団を代表して道田哲朗・平和フォーラム副事務局長が挨拶。韓国側への感謝とともに、日本の安倍政権の危険な動きに対する闘いと朝鮮半島の平和のため今後も連帯して闘う決意を伝えました。

 終了後、夜のビアガーデンで韓国側と日本各地から参加の仲間たちが入り乱れ、遅くまで交流が行われました。

 727イムジン閣・DMZを訪問

ソウル龍山米軍基地へ平和行進・基地前集会

夜ソウル市庁舎前キャンドル集会

 停戦協定締結60年当日の翌727日午前、日本・米国・中国などの外国訪問団一行は、バスで38度線近くのイムジン閣を訪れ共同記者会見を行いました。

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 またDMZ(demilitarized zone非武装地帯)内に入り、今は閉ざされている開城(ケソン)などへつながるハイウェイの中継所や南北の鉄道が連結した南側駅である都羅山(トラサン)駅などを視察しました。P1000189

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 盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代には頻繁に行き来がありましたが、李明博・朴槿恵政権と続き南北関係の悪化の中で、現在は閉鎖状態となっていました。都羅山駅の<ピョンヤンまで205Km>の表示に強く印象付けられました。

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 DMZ内のスローフードの韓定食屋さんで昼食と休憩をとった一行は、一路ソウル中心部を占拠している駐韓米軍指令部所在地・龍山(ヨンサン)米軍基地近くの公園へと向かった。この基地はかつて日帝時代に日本の「朝鮮軍」指令部が置かれていたところでもあります。いわば100年にも渡りソウルのど真ん中に駐留外国軍の指令部が占拠しているのです。

 すでに到着している大学生や市民団体が公園を埋め、近くの地下鉄駅からも続々と学生や市民団体の平和行進団が到着します。

 いよいよ平和行進の出発。海外ゲストの横断幕を先頭に進みます。チョスドフスキー教授、米国代表、中国の一行、沖縄の辺野古新基地建設阻止を闘い抜いている安次富浩さんの姿もあります。その後を学生が大きな船の模型を担いで続き、さらに海外訪問団、韓国のそれぞれの団体と続きました。日本訪問団はそれぞれ韓国側が用意してくれた平和行動「東京参加団」「名古屋参加団」「大阪参加団」「沖縄参加団」「平和フォーラム参加団」の横幕を手に行進しました。

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 途中、学生など若い参加者を中心に一斉に警察の阻止線をかいくぐり龍山基地の塀にスローガンポスターを貼り付けるパフォーマンスも行われ、警察ともみ合いになる場面も。

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 龍山米軍基地前で行われた集会では、ハン・チュンモク韓国進歩連帯共同代表が挨拶、全国を駆け巡ってきたキャラバン隊が力強く決意を表明、また米国のティム・ショーロックさんに続いて沖縄の安次富浩さんが熱烈にアピールを行いました。

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安次富さんは、「日本の安倍政権が最も嫌っている沖縄から来ました」と切り出し、沖縄が島ぐるみでオスプレイ配備反対、辺野古新基地建設を阻止して闘っていること、先の参議院選でも沖縄選挙区では平和勢力が勝利したことなどを報告。平和を願う韓国の参加者に大きな拍手で迎えられ、ともに連帯して闘おうという気持があらためて一つになったように思いました。

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龍山基地前集会後、一行はさらにバスでソウル市庁舎前に移動し、キャンドル集会に合流しました。当初、戦争反対平和実現国民行動などの運動圏と参与連帯などの市民運動との間で、若干の見解の相違から別個に運動が立ち上げられていましたが、最終的に全体が合流する統一行動として実現されたものです。このキャンドル集会は、前半を停戦協定60年の平和集会として、後半をいま韓国で焦点となっている国家情報院(前身はKCIAの情報部)の大統領選挙への情報操作・不正介入が発覚したことなど、不正追及の集会として取り組まれたものです。

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ソウル市庁舎前を埋め尽くす人びとのキャンドルは、まさに北の同胞や日本をはじめ東アジアの人々にともに平和への取り組みを一緒にしようと訴えているように感じました。

 

 

 

 

 

 

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