無料ブログはココログ

« 2013年9月 | トップページ | 2013年12月 »

2013年11月

2013年11月28日 (木)

韓国大使館へ統合進歩党弾圧の抗議・申入れ報告

11月25日午後、国家情報院によるイ・ソッキ議員らへの「内乱陰謀罪」ねつ造弾圧、朴槿恵政権による統合進歩党の解散を求める憲法裁判所への提訴という前代未聞の公安弾圧に対して韓国大使館への抗議・申入れ行動が取り組まれた。在日韓国民主統一連合・在日韓国青年同盟・民主女性会などの在日韓国人民主勢力と日韓ネット・韓国良心囚を支援する会全国会議などの日本人連帯勢力30人が駆けつけた。

当日、東京メトロ麻布十番駅前には麻布警察署の警官隊が配備され、「5人づつなら行かせる」などと一方的なことを言って私たちの行く手を阻み、揉み合いとなった。

P1000296

常軌を逸した韓国大使館

ようやく韓国大使館に近づくと、何と正門前には「統進党(統合進歩党の略)・韓統連打倒」などと書かれた横断幕を掲げた一団が麻布署の警官隊と大使館員に守られて居座り叫んでいた。

仮にも大使館が自国の公党である統合進歩党の「打倒」などと掲げる一団を正門前に引き入れ、私たちの抗議・申し入れ団は警察の手によって行く手を阻ませる。誰が見ても常軌を逸しているとしか思えない。

P1000298 これらに怒りを新たにしつつ、在日韓国人側・日本人側が抗議・申し入れ文を読み上げこの日の行動は終了した。【日韓ネットの抗議・申入れ文は下にあります】

P1000297 P1000299_2

韓国・統合進歩党に対する弾圧に反対する声明

2013年11月25日

    日韓民衆連帯全国ネットワーク

韓国では昨年12月大統領選挙が行われ、朴槿恵政権が発足しました。ところが、この大統領選挙に以前のKCIAの後身である国家情報院という情報機関が大規模に組織的に介入したことが明らかになり、国家情報院の解体と、朴槿恵大統領の責任追及を求めて大規模なキャンドル集会が毎週行われ、朴槿恵政権の正当性さえ問われる事態になってきています。その結果、国家情報院の国内捜査機関は解体的危機に瀕しています。

政権側はこの危機を乗り切るために、キャンドル集会を強力に推し進めている第二野党の革新・進歩政党である統合進歩党に対して「内乱陰謀罪」という70年代軍事独裁政権時代のような重罪の疑いを被せ、多くの党員を捜査対象に挙げ、党員を逮捕し、議員室を含む大規模な家宅捜査を行いました。そしてイ・ソッキ議員は9月4日全く不当にも逮捕されました。

さらに朴槿恵政権は、統合進歩党の強制解散を求めて憲法裁判所に提訴するという暴挙まで行いました。

これらの目的はキャンドル集会の圧殺と統合進歩党の解体です。さらに単に統合進歩党に対する弾圧だけではなく、「従北(北朝鮮追従)」を踏絵とした、新たな思想と良心の自由に対する挑戦であり弾圧です。「従北」でないといえば罪に問われないが、NOといわなければ「従北」とみなされ罪に問われ、社会的にも抹殺される、まさにマッカーサーシズム、中世の魔女裁判の再来です。70年代軍事独裁政権時代、「反共」という名のもとに全ての弾圧が行われたのと全く同じ時代錯誤的構図です。

この事件の背景として、昨年末の大統領選挙の時、立候補者のテレビ討論会において、統合進歩党代表のイ・ジョンヒ候補が、セヌリ党代表のパク・クネ候補を「日本軍将校高木正雄、韓国名朴正熙、軍事クーデターで執権し維新独裁の鉄拳を振り回した、親日と独裁の末裔」と厳しく批判したことの政治的報復であり、その黒幕には70年代朴正熙政権当時、維新憲法を作り、その後一貫して治安弾圧畑を歩み、数々の公安政局を作ってきたキム・ギチュン(金淇春)現・大統領秘書室長がいるのではないかといわれています。 

この「内乱陰謀」について、統合進歩党は全くのデッチ上げであると全面否定しています。「内乱謀議」があったとされる5月12日の会合は、統合進歩党京畿道党が主催した緊迫する朝鮮半島情勢に関するイ・ソッキ議員の講演集会です。国家情報院が「内乱陰謀」の証拠としてマスコミに公開した「録音記録」は、多額の借金を背負った党員を買収し、盗聴させるなど違法捜査で得たもので、「銃器奪取」とか「施設破壊」とかの言葉をつなぎ合わせるなど、内容のわい曲・編集された可能性が指摘されています。

イ・ソッキ議員が銃器奪取と施設破壊を指示したという虚偽報道に対して、実際にはイ・ソッキ議員は「銃器奪取」や「施設破壊」はするなと全く反対の発言をしたといわれています。

統合進歩党は、今春の朝鮮半島の戦争危機に対しては、当初から戦争に反対し、話し合いによる平和的解決を訴えてきましたし、米国と南北双方に、危機を高潮させるような挑発行為の自制を要求してきました。そうした統合進歩党の方向性から考えて、私たちは、国会議員を擁するような公党が、戦争に乗じて内乱を陰謀するとは到底考えるとはできず、またその必要性もないと思います。また捜査過程や捜査内容も違法で不合理的なものであると思います。

私たちはこの間の統合進歩党との交流を通じて、正しい情勢認識の下に活動している政党であり、とても「内乱陰謀」を企てるような組織であるとは思えません。

 この事件の本質は、国情院の大統領選挙不正介入問題で窮地に追い込まれた朴槿恵政権が、この問題を厳しく追及し、総選挙比例代表「不正選出」問題でもつぶれなかった統合進歩党を、何としてでも潰して、窮地を脱しようとでっち上げたものであり、思想と良心の自由、民主主義を守るのかどうかを問う問題です。

このような韓国で進行している事態は、日本を含む世界の民主人士の強い注目のもとに置かれています

私たちは、朴槿恵政権がこのような反民主的な動きを即刻中止し、イ・ソッキ議員の釈放、統合進歩党の憲法裁判所への提訴を取り下げるよう強く要求するものです。

2013年11月 4日 (月)

韓進重工クレーン篭城309日!キム・ジンスクがやってくる

     12・2東京講演集会のチラシ 「2013122.jpg」をダウンロード 

 

 民主労総プサン地域本部指導委員のキムジンスクさんは、20122月忠北地域本部の講演会で「労働運動の目標は賃上げではなく、平等な世の中を作ることだ。労働者だけでなく、農民、路上生活者、みんな平等でなくてはいけない」と話しました。

キムジンスクさんは、女性溶接工として大1202kim1 韓造船公社(現・韓進重工業)で働き始め、劣悪な作業環境を変えようと立ち上がったところ、1986年に不当解雇にあいました。以後、解雇撤回闘争を続けながら、民主労総指導委員としてプサン地域の労組結成・労働運動に尽力してきました。 

2010年末に韓進重工業が発表した400人の整理解雇に抗議し、キムジンスクさんは、20111月クレーンに上がり、整理解雇撤回を訴え続けました。そこは、2003年に労組で共に闘ってきたキムジュイクさんが、やはり整理解雇に抗議して籠城し、129日間の闘いの末、首を吊ったところでもあります。死を賭けた闘いに韓国全土から支援の声が集まりました。ツイッターでの呼びかけに応えて多くの労働者・市民が「整理解雇と非正規雇用のない世界に向かう希望のバス」に乗って、プサンに集まりました。第1次~4次の「希望のバス」には、それまで労働運動には全く関心のなかった人々も多数参加しました。7月の第2次「希望のバス」は、全国から193台のバス・ワゴン車で約1万の人々がプサン駅前に集まり、「整理解雇撤回」を叫びました。 

20111110日、韓進重工業は整理解雇を撤回。キムジンスクさんは、309日目に地上に下りました。しかし会社は、約束不履行と労組弾圧を繰り返し、労組の闘いは続いています。 

キムジンスクさんから直接お話を聞こうと、来日スピーキングツアーが企画されました。1130日に来日し、東京、京都、大阪で講演会が行われます。またキムジンスクさんが書いた「塩花の木」が翻訳出版されます。(購入申し込みはFAX06-6933-5002耕文社)

東京では122日(月)午後7時から文京シビックセンター26階スカイホールで「東京講演会」を開催します。ぜひお集まりください。 

○キムジンスクさん来日スピーキングツアー 

 1130日(土)来日(東京) 

 12 1日(日)平和と民主主義をめざす全国交歓会 

    2日(月)インタビュー(レイバーネット) 

東京講演会(午後7時~文京シビックセンター26階スカイホール) 

    3日(火)大阪、「塩花の木」翻訳出版記念レセプション(耕文社) 

    4日(水)京都講演会(立命館大学) 

    5日(木)大阪講演会(エルおおさか) 

    6日(金)帰国 

« 2013年9月 | トップページ | 2013年12月 »