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2014年10月

2014年10月10日 (金)

●戦後70年・東アジア市民連帯への参加・賛同の呼びかけ

来年・2015年は日本の敗戦から70年を迎えます。この節目の年に安倍政権は
村山談話に代わる「安倍談話」などを出してくる可能性が高いと思われます。

こうした動きに対するカウンターとして国際的な「市民宣言」を出していく
ことなどを目指し「戦後70年・東アジア市民連帯(略称)」が発足しました。

ぜひ多くの皆様の参加・賛同をお願いします。

●以下、呼びかけ文と下に参加・賛同申し込みの案内があります。


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    「戦後70年-新しい東アジアへの一歩へ!市民連帯」
       (略称・東アジア市民連帯) 参加・賛同のお願い
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 来る2015年8月15日は、日本の敗戦を以てアジア太平洋戦争が終結して70年の節目
にあたります。朝鮮半島およびアジア諸国においては、日本の植民地支配や侵略戦争
からの解放70年、加えて日韓条約から50年、村山談話発表から20年にあたります。

 70年前のこの日、日本の侵略戦争と植民地支配からアジア諸国が開放されました。
そして、日本の市民社会が戦争遂行の労苦と抑圧的政治から解放された日でもありま
した。敗戦国日本は、平和と民主主義の日本国憲法をもって、新たなスタートを切り
ました。しかし、戦後70年を迎えようとする現在、果たして私たちは日本国憲法の理
念を実現し得たのでしょうか。そして、アジア諸国との友好と信頼の関係を築き得た
のでしょうか。

 日本の戦後は、侵略戦争と植民地支配、その遂行を目的とした市民社会への弾圧な
ど、戦前の権力による犯罪の数々に対する追求をおざなりにして、戦勝国である米国
の庇護の下、経済成長を遂げてきました。戦前と戦後のつながりの中で、自らの総括
をあやふやにした日本社会は、欧米諸国への憧憬とアジア蔑視の思考を残存させてき
ました。そのことは、戦後補償をおざなりにし、いま、まさに東アジア諸国との関係
の悪化を招いています。

 安倍政権は、その成立以来一貫して日本の戦争責任を否定し、中国や韓国の市民に
敵対する政策を採り続けてきました。また、靖国神社の参拝を強行し、「領土問題」
をもって中国や韓国、そして朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の脅威をあおり、これ
まで積み上げてきた政府による侵略と植民地支配への反省を否定し、防衛・安保、教
育などの施策を通じて国家主義的方向性を強めています。自らの主張に強硬に拘泥す
る外交姿勢は、多くの国々の反発を招き、海外メディアは「歴史修正主義者
(Revisionist)」と評価しています。

 7月7日の盧溝橋事件77周年式典に際し、中国の習近平国家主席は「いまも少数の者
が歴史の事実と戦争で犠牲になった命に目を向けず、時代に逆行している」「侵略を
美化する者は決して許さない」などと発言しています。7月1日に「集団的自衛権」行
使容認の閣議を行ない、中国や朝鮮を敵国として米国とともに戦争も辞さないとする
安倍首相の政治姿勢に対する、きわめてきびしい批判の言葉です。今、アジアの平和
と繁栄のために必要なのは、日本が自らの歴史にしっかりと向き合うことではないで
しょうか。

 日本社会は、国家主義の策動を許すことなく、アジアの平和と繁栄のために諸国間
の新しい関係構築に努めなくてはなりません。そのためには、アジア諸国の市民との
対話と連帯の更なるとりくみが重要です。

  1.戦時の加害責任に対しての日本政府の真摯な謝罪と戦後補償問題の抜本的解決
  2.新しい民間レベルでの相互理解と歴史認識の共有化
  3.米国主導の安全保障からの脱却とアジア世界における共通の安全保障の確立
  4.日朝平壌宣言に基づき、日朝国交正常化への努力
  5.南北共同宣言に基づく朝鮮半島の自主的平和統一の促進

 私たちは、このような認識を基本として、戦後70年にあたって日本の平和・人権団
体の結集を図り、アジア諸国の運動団体との連帯の下に、新しい東アジアへの一歩と
なる議論を展開していきたいと考え、「戦後70年-新しい東アジアへの一歩へ!市民
連帯」を立ち上げます。2015年8月15日に向けて、日本政府の明確な謝罪と補償の言葉
を引き出すこと、そして、アジア諸国への平和連帯のメッセージを発信すること、そ
のことを基本にしてアジアに市民連帯の輪をつくり出すことをめざして、広く平和と
人権確立を求めて行動する皆さんへ、参加を呼びかけます。

皆さまの参加・賛同をぜひお願いします。

【呼びかけ団体】
平和フォーラム 、ピースボート、日韓つながり直しキャンペーン、日韓民衆連帯全国
ネットワーク、「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会、村山首相談話を
継承し発展させる会、東京朝鮮人強制連行真相調査団、6・15共同宣言実践日本地域委
員会、朝鮮学園を支援する全国ネットワーク、朝鮮の自主的平和統一を支持する日本委
員会、日本朝鮮学術教育交流協会、「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセン
ター(VAWW RAC)

【賛同団体】
女たちの戦争と平和資料館(WAM)、在日韓国民主統一連合

(順不同、2014年9月27日現在)

参加・賛同申し込みは下記にご記入の上、park@gensuikin.orgへご返信ください。
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■東アジア市民連帯に参加・賛同します
  団体名(個人名)
  住所
  電話
  E-mail
  個人の場合は肩書き
  氏名公表 可・不可

2014年10月 9日 (木)

10・9防衛省に抗議行動(東京)-沖縄県庁包囲行動に連帯

辺野古の新基地建設に反対する沖縄県議会野党4会派や市民団体でつくる「止めよう新基地!10・9県庁包囲県民大行動」実行委員会は10月9日正午から、辺野古埋め立て反対を求めて県庁を約3800人の人の輪で包囲した。

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沖縄の県庁包囲行動に連帯しこの日夜、東京では辺野古への基地建設に反対する実行委員会と沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの呼びかけで300人が結集して防衛省抗議行動が取り組まれ、日韓ネットを含む4団体が防衛省への抗議申し入れを行った。

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日韓ネットの抗議申し入れ書を紹介します。

 

抗 議 文

内閣総理大臣 安倍晋三 様

防衛大臣 江渡聡徳(えとあきのり)様

2014109日  

日韓民衆連帯全国ネットワーク

 

防衛省は、93日、沖縄県に、名護市の管理する美謝川(ミジヤーガー)の切り替え、名護市管理の辺野古漁港に代わる作業ヤードとして辺野古崎の南側を一部先行して埋め立て(中仕切護岸の造設)や3本の仮設道路の建設など4件の埋め立て工法の設計変更の申請をした。我々はこのことに怒りを込めて強く抗議する。

 

97日、名護市議会選挙において、辺野古新基地建設に反対する稲嶺名護市長を支持する与党候補が過半数を維持した。名護市民は、1月の稲嶺市長の圧勝による再選に続き、改めて新基地建設NOの民意を示したのだ。この市議選の直前に行われた世論調査において、県民の80,2%がボーリング調査を中止すべきだと回答していることに示されるように、名護市議選の結果は名護だけでなく、沖縄全体の民意でもある。

 安倍政権は、この沖縄の民意を厳粛に受け入れなければならない。

 

 安倍政権は、ゲート前では、殺人鉄板を敷き、警察、ガードマンが一体となって、市民の正当な抗議行動を力ずくで抑え、海上では、海上保安庁を総動員して、安全確保を名目に、カヌーに乗ってボーリング調査に反対する市民に対して、海に落としたり、暴行を加えたり、拘束するなど、暴力や不法行為によって、かえって危険な目にあわせて市民の正当な抗議行動を弾圧して、ボーリング調査を強行している。海上保安庁の暴力を許すことはできない。

 

沖縄の民意を踏みにじり、辺野古でのボーリング調査の強行に対して、3700名が参加した823日のゲート前の大集会に続いて、920日には辺野古の浜に5500名が集まり、怒りの声を上げ、この声は更に高まっている。

 

こうした中で910日、翁長雄志(おながたけし)那覇市長が沖縄知事選に立候補を表明した。翁長那覇市長は、オール沖縄で提出した建白書を引き継ぎ、辺野古新基地の建設に反対するオール沖縄の候補として埋め立て承認撤回を表明している。来る知事選は辺野古建設の是非が最大の焦点だ。

 

これに対して菅官房長官は、「日本は法治国家だ。埋め立て承認を得たので粛々と取り組んでいく」「この問題はもう過去の問題だ」と、知事選からの争点はずしを狙うとともに、知事選の結果を無視して、沖縄県民の声を押しつぶして、力ずくで基地建設を強行しようという意図を明らかにした。民意を無視する暴言を許すことはできない。

 

普天間の辺野古移転は「負担軽減」でなく、新たな軍事要塞の建設だ。これは戦争の出来る国作りの一環であり、日米安保の一層の強化であり、東アジアの緊張をより一層高めるものだ。我々は断じて認めるわけにはいかない。

 

以上を踏まえて、設計変更の申請の撤回、ボーリング調査の中止、普天間基地の即時閉鎖返還、辺野古新基地建設断念、オスプレイの撤去、高江のヘリパッド建設の中止を強く要求し、抗議文とする。

2014年10月 4日 (土)

【京都】米軍基地問題 沖縄・日本・韓国共同シンポ、Xバンドレーダー基地反対行動報告

7回目の東アジア共同シンポジウム(9月27日)

 毎年開催している沖縄・日本・韓国民衆の米軍基地問題のシンポジウムは、今年で7回目。今年は927日、米軍Xバンドレーダー基地建設が強行されようとしており、この反対運動が燃え上がっている京都、京都大学で行われた。現地主催者は、「反戦・反貧困・反差別共同行動in京都」と「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会(以下、近畿連絡会)」。

 

 シンポジウム開催にあたり、まず「近畿連絡会」の代表世話人、大湾宗則さん(写真)から「Xバンドレーダー米軍基地建設」について、また現状について話があった。

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基調講演を行う予定だった済州大学のチョン・ヨンシンさんが急きょ来られなくなり、その内容を「平沢平和センター」所長のカン・サンウォンさん(下記写真)が発表。

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続いて、韓国の基地問題―米軍再編、増え続ける軍事予算、防衛分担金、環境破壊、米軍犯罪、日米韓軍事一体化―について「グリーンコリア」のシン・スヨンさん(写真)から報告があった。

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 その後、沖縄「普天間基地爆音訴訟団」事務局長の高橋年男さんから沖縄の米軍基地問題、特に現在辺野古の状況について、報告があった。

 シンポジウム参加の韓国代表団7人のうち最も若い20代のトンソク君(下記写真)が済州島の江汀住民の闘いと「非武装・平和の島」構想について、日本語で話した。

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最後に「近畿連絡会」の代表世話人の一人である服部良一さんから翌日の現地行動への呼びかけがあった。参加者約100人。下の写真はその様子。

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9月28日、京丹後での現地行動

 翌日928日は京都駅前から4台の大型バスが出発、Xバンドレーダーが設置され、米軍基地が建設されようとしている京丹後市の経ケ岬へ向かった。約3時間半。すぐ近くには景勝地の天橋立もある。バス車窓から絶景が続く。

 京丹後市の宇川農業会館前には既に大阪からも2台のバスが到着していて、前段集会は熱気であふれた。正式名称は「京都にも沖縄にも東アジアのどこにも米軍基地はいらない!Xバンドレーダー搬入反対!9.28全国集会in京丹後」だ。写真は司会の中北龍太郎さんと前に座った人たちの様子。

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 集会では主催者を代表して「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会」代表世話人の大湾さんから挨拶のあと、「“止めよう経ケ岬の米軍レーダー・危険な戦争準備を許さない”緊急京都府民の会」と「滋賀県民平和・人権運動センター」から連帯挨拶があり、その後、地元の様子について、「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」代表の三野みつるさん、現状について事務局長の永井友昭さんから話があった。

続いて韓国、沖縄、岩国、神奈川の様子が報告された。

韓国側から発言した「韓国進歩連帯」のチェ・ウナさんは、「経ケ岬のXバンドレーダーは米軍のミサイル防衛システム(MD)の世界戦略の一環だ。Xバンドレーダーでキャッチされた情報は韓国の平沢に送られ、新たに配備されようとしている米軍の最新式・中高度ミサイルサード(THADD)と一体となっている。平沢と経ケ岬は「一双」だ。これらの情報を一体化させるため、以前のGSOMIA(軍事情報包括協定)を覚書きでこっそり行おうとしている。市民に知らせないため、韓国には国家保安法があり、日本では新たに特定秘密保護法が制定された。私たちも一緒に情報を共有し、共に闘おう」と力強く語った。

沖縄での当局の暴力をむきだしにした現状について、豊見山さん(沖韓民衆連帯)から報告があった。特に、「9月に防衛局の警戒船、海上保安庁が全国から巡視船19隻、大量のゴムボートなど80隻が辺野古沖を埋め尽くした様子は、まるで沖縄戦当時に押し寄せた米軍艦船をほうふつとさせるものだった」との話は会場の人たちの胸を打った。

岩国で進む米軍基地拡張の沖合工事、地元開発だと言って進めた愛宕山を米軍住宅としようとしている現状、オスプレイの飛来などについて岩国の「愛宕山を守る会」の岡村さんから状況報告があった。

神奈川の状況も厳しい。マイクを握った「基地撤去をめざす県央共闘会議」の檜鼻さんは、「政府が岩国に厚木の空母艦載機訓練基地を移転すると言いつつ、状況をみると、移転はおろか、オスプレイの飛来などで、さらに基地強化の様子がうかがえる。岩国で飛び立ったオスプレイの情報を市民運動側が神奈川に伝えて、それを監視している。自治体などが全く頼りにならない」と強く抗議した。

また、「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」から、地元の人たちが抱える憂慮や不安について、話があった。

 最後に服部良一・前衆議院議員の「日本全国、全土を基地にしてはならない」と話と力強いアピール採択のもと、400人のデモ隊が岬に向かって行進を始めた。

息をのむほどの美しい風景

歩くとデモをしているのを忘れるほどの美しい風景。青い海と空。秋風に揺れるコスモス(写真)。

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 警察の嫌がらせに屈せず400人のデモ隊が進むと、あちこちから手を振る地元の人たちの姿があった。

 工事現場は当初の地元住民との約束を破り、土曜日、日曜日も強行されている。工事現場には立入り禁止のフェンスがはられている。(写真下)

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 代表世話人の大湾さんの話によると、10月にはレーダーを搬入予定で、阻止闘争を再度組んでいるとのことだった。沖縄の闘いや韓国と連帯しながら、闘いを進めよう。

デモ終了後にみんなでパチリ!

左が韓国参加者、真ん中の黄色いTシャツに帽子の二人は地元「憂う会」の永井友昭さん(男性)と三野みつるさん(女性)、その右の帽子の方が大湾さん。

韓国側はしっかり横断幕を準備してきていた。右の黄色いハングルの旗は「海軍基地決死反対」と書かれた済州・江汀(カンジョン)からのもの。

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下記は、韓国からの女性たち。左から基地周辺女性の支援団体「トゥレバン」からキムさん、中央は「グリーンコリア」のシンさん、右が「進歩連帯」チェさん。韓国から準備してきたジュゴンの絵のある横断幕だ。

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 皆で力強くシュプレヒコールをして、京都へ戻るバスに乗った。

PS: 写真は、筆者及び「沖韓民衆連帯」によるものです。

 

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