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2014年10月 4日 (土)

【京都】米軍基地問題 沖縄・日本・韓国共同シンポ、Xバンドレーダー基地反対行動報告

7回目の東アジア共同シンポジウム(9月27日)

 毎年開催している沖縄・日本・韓国民衆の米軍基地問題のシンポジウムは、今年で7回目。今年は927日、米軍Xバンドレーダー基地建設が強行されようとしており、この反対運動が燃え上がっている京都、京都大学で行われた。現地主催者は、「反戦・反貧困・反差別共同行動in京都」と「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会(以下、近畿連絡会)」。

 

 シンポジウム開催にあたり、まず「近畿連絡会」の代表世話人、大湾宗則さん(写真)から「Xバンドレーダー米軍基地建設」について、また現状について話があった。

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基調講演を行う予定だった済州大学のチョン・ヨンシンさんが急きょ来られなくなり、その内容を「平沢平和センター」所長のカン・サンウォンさん(下記写真)が発表。

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続いて、韓国の基地問題―米軍再編、増え続ける軍事予算、防衛分担金、環境破壊、米軍犯罪、日米韓軍事一体化―について「グリーンコリア」のシン・スヨンさん(写真)から報告があった。

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 その後、沖縄「普天間基地爆音訴訟団」事務局長の高橋年男さんから沖縄の米軍基地問題、特に現在辺野古の状況について、報告があった。

 シンポジウム参加の韓国代表団7人のうち最も若い20代のトンソク君(下記写真)が済州島の江汀住民の闘いと「非武装・平和の島」構想について、日本語で話した。

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最後に「近畿連絡会」の代表世話人の一人である服部良一さんから翌日の現地行動への呼びかけがあった。参加者約100人。下の写真はその様子。

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9月28日、京丹後での現地行動

 翌日928日は京都駅前から4台の大型バスが出発、Xバンドレーダーが設置され、米軍基地が建設されようとしている京丹後市の経ケ岬へ向かった。約3時間半。すぐ近くには景勝地の天橋立もある。バス車窓から絶景が続く。

 京丹後市の宇川農業会館前には既に大阪からも2台のバスが到着していて、前段集会は熱気であふれた。正式名称は「京都にも沖縄にも東アジアのどこにも米軍基地はいらない!Xバンドレーダー搬入反対!9.28全国集会in京丹後」だ。写真は司会の中北龍太郎さんと前に座った人たちの様子。

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 集会では主催者を代表して「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会」代表世話人の大湾さんから挨拶のあと、「“止めよう経ケ岬の米軍レーダー・危険な戦争準備を許さない”緊急京都府民の会」と「滋賀県民平和・人権運動センター」から連帯挨拶があり、その後、地元の様子について、「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」代表の三野みつるさん、現状について事務局長の永井友昭さんから話があった。

続いて韓国、沖縄、岩国、神奈川の様子が報告された。

韓国側から発言した「韓国進歩連帯」のチェ・ウナさんは、「経ケ岬のXバンドレーダーは米軍のミサイル防衛システム(MD)の世界戦略の一環だ。Xバンドレーダーでキャッチされた情報は韓国の平沢に送られ、新たに配備されようとしている米軍の最新式・中高度ミサイルサード(THADD)と一体となっている。平沢と経ケ岬は「一双」だ。これらの情報を一体化させるため、以前のGSOMIA(軍事情報包括協定)を覚書きでこっそり行おうとしている。市民に知らせないため、韓国には国家保安法があり、日本では新たに特定秘密保護法が制定された。私たちも一緒に情報を共有し、共に闘おう」と力強く語った。

沖縄での当局の暴力をむきだしにした現状について、豊見山さん(沖韓民衆連帯)から報告があった。特に、「9月に防衛局の警戒船、海上保安庁が全国から巡視船19隻、大量のゴムボートなど80隻が辺野古沖を埋め尽くした様子は、まるで沖縄戦当時に押し寄せた米軍艦船をほうふつとさせるものだった」との話は会場の人たちの胸を打った。

岩国で進む米軍基地拡張の沖合工事、地元開発だと言って進めた愛宕山を米軍住宅としようとしている現状、オスプレイの飛来などについて岩国の「愛宕山を守る会」の岡村さんから状況報告があった。

神奈川の状況も厳しい。マイクを握った「基地撤去をめざす県央共闘会議」の檜鼻さんは、「政府が岩国に厚木の空母艦載機訓練基地を移転すると言いつつ、状況をみると、移転はおろか、オスプレイの飛来などで、さらに基地強化の様子がうかがえる。岩国で飛び立ったオスプレイの情報を市民運動側が神奈川に伝えて、それを監視している。自治体などが全く頼りにならない」と強く抗議した。

また、「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」から、地元の人たちが抱える憂慮や不安について、話があった。

 最後に服部良一・前衆議院議員の「日本全国、全土を基地にしてはならない」と話と力強いアピール採択のもと、400人のデモ隊が岬に向かって行進を始めた。

息をのむほどの美しい風景

歩くとデモをしているのを忘れるほどの美しい風景。青い海と空。秋風に揺れるコスモス(写真)。

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 警察の嫌がらせに屈せず400人のデモ隊が進むと、あちこちから手を振る地元の人たちの姿があった。

 工事現場は当初の地元住民との約束を破り、土曜日、日曜日も強行されている。工事現場には立入り禁止のフェンスがはられている。(写真下)

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 代表世話人の大湾さんの話によると、10月にはレーダーを搬入予定で、阻止闘争を再度組んでいるとのことだった。沖縄の闘いや韓国と連帯しながら、闘いを進めよう。

デモ終了後にみんなでパチリ!

左が韓国参加者、真ん中の黄色いTシャツに帽子の二人は地元「憂う会」の永井友昭さん(男性)と三野みつるさん(女性)、その右の帽子の方が大湾さん。

韓国側はしっかり横断幕を準備してきていた。右の黄色いハングルの旗は「海軍基地決死反対」と書かれた済州・江汀(カンジョン)からのもの。

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下記は、韓国からの女性たち。左から基地周辺女性の支援団体「トゥレバン」からキムさん、中央は「グリーンコリア」のシンさん、右が「進歩連帯」チェさん。韓国から準備してきたジュゴンの絵のある横断幕だ。

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 皆で力強くシュプレヒコールをして、京都へ戻るバスに乗った。

PS: 写真は、筆者及び「沖韓民衆連帯」によるものです。

 

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