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2016年8月

2016年8月19日 (金)

【2016 8・15ソウル行動報告③】コリア国際平和フォーラムで活発な討論

815日夕方から、韓国国会議員会館でコリア国際平和フォーラムが以下の概要で開かれ活発な討論が行われた。

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主催 : 8.15平和大会推進委員会

主管:国際平和フォーラム組織委員会(反戦平和国民行動、韓国進歩連帯、独立有功者遺族会、統一への道、現場言論「民プラス」 、国会議員キム・ジョンフン議員室)

発題

1. 韓米日同盟強化政策と朝鮮半島平和協定締結の展望

       「2016815KOREA.pdf」をダウンロード

 ( イ・ジョンフン 「民プラス」国際チーム長)

 

2. 安倍政権の再武装政策と東北アジア平和実現の課題

  「2016815WATANABE.pdf」をダウンロード

 (日本 渡辺健樹・日韓民衆連帯全国ネットワーク共同代表)

 

3. 米国のアジア太平洋政策と朝鮮半島平和協定の展望

       「2016815USA.pdf」をダウンロード

 (米国 ウィリアム・グリフィン平和在郷軍人会)

 

4. 韓国のサード配備と米国のアジア太平洋政策に関する中国の見解

     (中国 スン・リージョウ清華大学教授)*ビザ発給遅れで入国できず

 

討論

 

1. 日米韓ミサイル防衛網構築と日韓平和連帯の課題

          (大阪 山元一英・日韓平和連帯共同代表)   

2. 東北アジア平和協力のための提案-コリア国際平和フォーラムについて

     「2016815KIPF.pdf」をダウンロード
            (ハン・チュンモク韓国進歩連帯常任代表)

 

特別報告

 

1. 沖縄の米軍基地撤退運動の現況

          (沖縄 沖本裕司・沖韓民衆連帯)

2. サード配備反対闘争の現況

          (韓国 「サード配備反対対策委員会」

 

 

 【韓国インターネットニュースサイト「民衆の声」の報道から】

  原文http://www.vop.co.kr/A00001058577.html

サード韓国配備は平和への脅威

韓・米・日平和運動家、“人類普遍価値と民主主義ために韓国サード反対闘争と連帯”確約

 

815日夕方から韓国国会議員会館で「サード韓国配備と韓米日同盟強化政策が朝鮮半島・東北アジアの平和に及ぼす影響」というテーマでコリア国際平和フォーラムが開かれた.

光復(解放)71周年である15日韓国、アメリカ、日本の反戦平和運動家が一堂に集まった。 そして、サード(THAAD・高高度ミサイル防衛システム)韓国配備決定に対して東アジア平和を揺るがす危険千万なことだと憂慮して戦争のない世の中を作るための連帯の決意を新たにした。

"サードは韓国防衛ではなく米軍と米本土防衛用"

参席者は共通してサード韓国配備決定に対してアメリカのアジア・リバランス戦略'を背景にした韓米日軍事同盟体制構築との関連を指摘した。

韓国側発題で出たイ・ジョンフン(インターネット言論サイト「民プラス」国際チーム長)はサード韓国配置によって韓米日軍事同盟が強化されると展望しこれが「攻撃的MD(ミサイル防衛)同盟」に進化するだろうと規定した。イ・チーム長は"最近韓米日同盟の最も大きい特徴は'防御的同盟次元'を越えてアメリカのアジア覇権戦略に服務する'攻撃的MD同盟'に変わるところにある"と診断した。

彼は"サード韓国配備は韓国防御用でない、太平洋に配置された米軍基地と(アメリカ)本土防御用だ。したがって韓国に配置されたサードは韓米日MD体系に統合されること"としながら"北朝鮮、中国、ロシアのミサイルを日常的に探知することになる。これは(北朝鮮、中国、ロシアを)先制攻撃するための用途にも使われることができる"と主張した。

イ・チーム長はサード韓国配置決定で東北アジア地域の軍事的緊張と対立が高まっているとしその解決策で'韓半島平和協定締結'を提示した。彼は"北核問題は韓半島平和構造が安定的に定着すれば解ける可能性がある"として"韓半島平和問題を解決するのはアメリカの政策変化が最も本質的問題"と指摘した。引き続き"韓半島問題を韓国、北朝鮮に任せたとすればすでにかなり以前に解決されただろう"と付け加えた。

"サード韓国配備、日本軍事大国化と関連"

渡辺健樹・日韓民衆連帯全国ネットワーク共同代表は提案で韓国のサード配置決定が日本の憲法改悪推進および'集団自衛権行使容認など'専守防衛'原則を無力化する方向に進む日本の軍事大国化の歩みと関連性があると分析した。

渡辺代表は"米日安保新ガイドライン改正(2015428)等で自衛隊によるアメリカ支援規模が世界規模で拡大した。 このために(米日は)平常時にも活用可能な'同盟調整メカニズム'を設置した"として"ここに韓国を含んだ韓米日三角軍事同盟推進が伴うのは言うまでもない"と説明した。

彼は"(イ・ミョンバク政権時期)韓国国民の強い反対によって締結直前に中断された韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)や韓日(軍事)物品役務相互提供協定(ACSA)の締結が執拗に推進されている"として"これによって日本軍'慰安婦'問題と関連して被害当事者を無視した韓日合意がなされたし、その背景には韓日間の対立が戦略上不利だと判断したアメリカの圧力が存在した"と主張した。

渡辺代表は"去る6月に実施された韓米日ミサイル防御練習をはじめとする韓米日間の軍事的協力が既定事実化された"として"サード韓国配置により三国軍事協力がより一層要求されるだろう"と見通した。

"米・中・ロなど強大国紛争、途方もない結果を招いて" 

米陸軍空輸部隊出身でアフガニスタン・イラク戦争に参戦した経験があると自身を紹介した米国側発表者ウィリアム・グリフィン氏(アメリカ平和在郷軍人会)"世界全般にわたっているとても重要な輪の中の一つはアメリカの対外政策"としながら"アメリカは最近中国の経済的・軍事的成長と北朝鮮の持続的なミサイル試験をアメリカの地域内主導権強化口実としている"と指摘した。

グリフィン氏は"サード韓国配置決定によりアメリカと中国の関係が緊張局面になった"として"サード配置決定は中国とロシアの指導者を動揺させたし軍備競争を加速化させた"と話した。

引き続き"米中ロ(アメリカ・中国・ロシア)等強大国との紛争は想像できる最も途方もない結果を招くこと"としながら"成長する中国と既存の主導勢力だったアメリカの関係ができるだけ平和になれるように努力しなければならない"と注文した。

この日参加した日本の平和運動家は永らく米軍基地によって苦痛を受けてきた沖縄住民たちの反戦平和運動事例を紹介して"人類普遍的価値と自治、民主主義のためにサード配置闘争を展開していく韓国人らと連帯するだろう"と覚悟を固めた。

コリア国際平和フォーラム(KIPF)発足へ

ハン・チュンモク韓国進歩連帯常任代表はフォーラムで「韓半島の恒久的な平和実現方向に対して日常的に研究して議論してその政策と理論を生み出し、国際的な圧力を加える大衆運動を広げなければならない」として東アジアの平和に寄与するための平和連帯体として「コリア国際平和フォーラム(Korea International Peace ForumKIPF)」結成を提案し、方向について賛同を得た。

一方、フォーラムに参加するために入国しようとしていた韓国系アメリカ人平和運動家イ・ヒョンチョン氏とイ・ジュヨンさんは韓国政府当局によって入国拒否された。また中国から「韓国のサード配備と米国のアジア太平洋政策に関する中国の見解」について発題予定だったスン・リージョウ清華大学教授も同じように韓国政府のビザ発行が遅れて入国できなかった。

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             韓国側主催者・スタッフと日米の訪問団で記念撮影

【2016 8・15ソウル行動報告②】8・15自主平和統一大会

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 翌8月15日、ソウル・大学路で開催された「光復71周年-朝鮮半島の平和と自主統一のための8・15民族大会」に参加した。会場に到着するとすでに民主労総や青年・学生らの前段集会が開かれていた。

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 全体集会は、迫力ある太鼓パフォーマンスで始まった。

 

6・15共同宣言実践南側委員会の李昌馥(イ・チャンボク)常任代表議長は大会辞で、一方では南北の交流窓口である開城(ケソン)工業団地を閉鎖し、他方では日韓「慰安婦」問題合意と米軍サード配備という現政権の政策を取り上げ、「これらすべてのもの『北朝鮮圧迫のため』としているが、同族を抹殺するために外勢を引き込んで、国の主権と平和を捨てるということは有り得ないこと」と強く批判した。

 

そして、率先して「朝鮮戦争を終わらせる平和協定締結のために積極的に努力しよう」としながら「サードを配備するのでなく関係正常化で平和協定締結に進むべきだ」と強調した。

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 また、「最近数年間民族共同行事がまともに成し遂げられずにいる」としながら、ソウル8.15民族共同行事と南北労働者統一サッカー大会が政府の民間交流不許可措置で失敗に終わったことに触れ、「政府の対北政策は明らかに失敗した」と語り、対話と交流、出会いの場を復元するためにより積極的に活動すると述べた。

 

 大会ではまた、キム・ヨンジュン韓国キリスト教教会協議会総務、日本訪問団からフォーラム平和・人権・環境の藤本泰成共同代表、韓国挺身隊問題対策協議会の尹美香(ユン・ミヒャン)常任代表らが発言した。

 

また韓国民主化運動の最長老の一人である白基玩(ペク・キワン)さんも特別発言を行った。

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 藤本さんは、「日帝植民支配とその後の民族分断の歴史に対して日本人として責任を痛感し、心より謝罪申し上げる」としながら、「安倍政権が憲法改悪を通じて『戦争をすることができる普通の国』を目指し自民党内でも強硬派で知られる稲田朋美を防衛相に任命するなど歴史わい曲と国家主義を強めようとしている」と批判し、これらに反対していく決意を表明した。

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 ユン・ミヒャンさんは、「これまでの真実糾明を要求した日本軍慰安婦被害者ハルモニたちの声を冷遇し、韓国政府が10億円で日本政府と『最終的かつ不可逆的』な終結を推進している」と糾弾し、いまは「財団を設立した後日本政府の10億円が入ってくる日だけを待っている局面」としながら、「公式謝罪、法的賠償と歴史教科書収録、追悼碑建設、責任者処罰など正当な要求を解決するために国民と共に闘い抜く」と明らかにした。

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 終了後、平和統一大行進が行われ、私たち訪問団一行も横断幕を掲げて行進した。

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【2016 8・15ソウル行動報告①】サード配備反対1万人集会ほか

 東京・大阪・沖縄の各地と平和フォーラムで構成する訪問団は、8月14日、それぞれソウル入りしホテルで合流。韓国進歩連帯の仲間たちとともにさっそく活動に入った。

 1000人円卓会議に参加

 最初は、光化門前広場で開催された「自主平和統一のための1000人円卓会議」に参加。

これは、北側が呼びかけた南・北・海外(在住)の各界代表による連席会議の提案を朴槿恵政権が拒否したため、南側の各界代表1000人の円卓会議という形をとったもの。

各界代表が次々と発言し、南北対決ではなく対話と和解、平和と統一をめざすことの重要性が強調された。

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 日本大使館前「慰安婦」メモリアルデー

続いて訪問団一行は、徒歩で日本大使館前に移動。この日はキム・ハクスンさんが初めて日本軍「慰安婦」被害者であることを告白した日で、日本軍「慰安婦」メモリアルデーとして日本をはじめ世界各地で同時行動が行われている。

日本大使館前では、少女像を囲むように人々でぎっしり埋まり日韓政府間「慰安婦」合意を批判する「ナビ(蝶)文化祭」がすでに行われていた。設営された舞台の上では、「冬のソナタ」のキム次長役などで日本でもよく知られる俳優で人権・平和活動家でもある権海孝(コン・ヘヒョ)さんらが熱い思いを語り、また日本から参加した在日韓国人歌手・李政美(イ・ジョンミ)さんが熱唱した(写真)。

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ソウル市庁舎前広場を埋めたサード配備反対1万人集会

 8月14日午後7時からソウル市庁舎前広場に1万人が結集して「サード(THAAD)韓国配備撤回汎国民大会」が開かれ、サード配備が予定される星州(ソンジュ)住民35人も参加した。

 大会では、星州住民がサード配備反対の思いを込めた歌を披露。星州農民会の李ジェドン会長は「サード反対の闘争が全国に拡散しており、その力でホワイトハウス10万署名運動も成功した」と強調し、星州住民の闘いに対する協力と応援を求めた。

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 星州は、朴大統領の先祖代々の墓所もあり、住民の8割近くが与党支持でそのうち4割近くがセヌリ党党員という土地柄だという。そこへ降ってわいたサード配備の話に当初は「なんで星州なのか、ほかの土地へ持って行け」といった反対姿勢だったが、やがてサードの危険性が明らかになるにつれ「これは地球村の平和の助けにならない」「星州だけでなく韓半島のどこにもいらない」「地球村のどこにもいらない」という姿勢に変化していったという。

舞台後方の大モニターでは、翌日の現地集会で1000人が剃髪で抗議を予定している星州現地と生中継され、現地からの生々しい声も届いた。

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 参加者らはキャンドルを掲げながら、サード配備によって平和が脅かされ、中国・ロシアとの関係破綻で経済も打撃を受けるとし、配備撤回を要求した。

 大会では、民主労総の委員長代行、米国のブルース・ギャグナンさん(宇宙への兵器との配備に反対するグローバル・ネッ トワーク事務総長)なども発言した。

 続いて8・15前夜祭へ

 サード反対汎国民大会が終わると、そのまま今度は「815自主平和統一文化祭(前夜祭)」に切り替わり、夜遅くまで様々なパフォーマンスが繰り広げられた。日本と米国の訪問団も全員登壇してアピールし大きな拍手を受けた。

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