9.16日朝ピョンヤン宣言21周年学習会のご案内
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日朝ピョンヤン宣言21周年 --日朝国交正常化をめざして
--今一度検証する日朝交渉 9・16学習会--
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2016年以降、日朝交渉は途絶えています。このような中、岸田文雄首相が5月27日、
首脳会談の実現に向け「私直轄のハイレベルで協議を行っていきたい」と述べると、朝
鮮側は2日後、「朝日両国が互いに会えない理由はない」(外務次官談話)と応答しま
した。日朝交渉再開の兆しが出てきているかのようです。
しかし、岸田政権は日朝国交正常化を真剣に考えているのでしょうか。昨年末に改訂
した「国家安全保障戦略」では朝鮮を「差し迫った脅威」と位置づけました。さらに8
月18日に予定されている日米韓首脳会談で、米国は日韓関係に「根本的変化」(fundam
entalchange)をもたらそうとしています。日韓を朝鮮の封じ込め、中国に立ち向かう
「準同盟」関係にしようというのです。岸田政権、尹錫悦政権はこのような道に踏み込
みこもうとしています。このような選択をしつつ、日朝国交正常化を進めることはあり
得ません。
岸田政権は今いちど、2002年の日朝ピョンヤン宣言に立ち返って日朝国交正常化を進
めるべきです。日本は過去の植民地支配を痛切に反省し謝罪する、朝鮮は拉致問題が再
び起こらぬよう適切な処置をとる、そして互いの安全を脅かすような行動はとらない、
これを履行してこそ北東アジアの平和と安定が保たれるのです。
日朝間で国交正常化に向けての協議を始めてから既に30年以上が経過しました。その
歴史を振り返りつつ、ピョンヤン宣言の意義を再確認し、国交正常化への道筋を探るた
めに学習会を企画しました。ぜひご参加ください。
日時 9月16日(土)午後2時開始(1時半開場)
場所 文京シビックセンター4階ホール 参加費800円
●定員100人、先着順
講演 「日朝交渉30年を振り返る」(仮題)
和田春樹・東大名誉教授
1938年生まれ。著書に『北の友へ南の友へ』(お茶の水書房)、『朝鮮戦争全史』
『日露戦争 起源と開戦(上・下)』『北朝鮮現代史』『「平和国家」の誕生』
(岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか』(彩流社)、『米朝戦争をふせぐ』『安
倍首相は拉致問題を解決できない』(青灯社)、近著に『日朝交渉30年史』
(ちくま新書)ほか多数。
主催 「3・1朝鮮独立運動」日本ネットワーク(旧100周年キャンペーン)
連絡先 日韓ネット(070-6997-2546)/ピースボート(03-3363-7561)/
日朝協会(03-3237-1991)/子どもと教科書全国ネット 21(03-3265
-7606)/小川町企画(03-3818-6671)/韓統連(03-4361-6357)
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