無料ブログはココログ

カテゴリー「8・15などソウル行動報告」の25件の記事

2020年8月15日 (土)

●8.15光復/敗戦75周年 日韓市民の共同声明

 今年の7月2日に日韓の宗教者・市民運動が共同して新たに立ち上げた「日韓(韓日)和解・平和プラットフォーム」が、今年の8・15[75周年]にあたり共同声明を発表しましたので紹介します。
 例年ですと、ソウルで毎年開催される8.15自主平和統一大会への招請を受けて日本訪問団を送るところですが、コロナ禍で残念ながら今年は訪問はかないませんでした。

声明文ダウンロード - 200812e38080e697a5e99f938e383bb1520e585b1e5908ce5a3b0e6988eefbc9ce7a2bae5ae9ae78988efbc9ee799bae8a1a8e794a8.pdf

韓国側記者会見記事(ハンギョレ新聞) http://japan.hani.co.kr/arti/politics/37467.html

          韓国側記者会見の様子(ハンギョレより)

 2020815

8・15光復/敗戦75周年  日韓市民社会の共同声明

 1945年より75年の歳月を経た今年7月2日、日韓の和解と平和を求める市民社会と宗
教者は、世界を襲うコロナ禍の困難をこえて、「日韓和解と平和プラットフォーム」(
以下、日韓プラットフォーム)を設立しました。
 その設立の背景とは、75年前の8月15日敗戦にもかかわらず、日本は「大日本帝国」
による朝鮮植民地支配の歴史責任が、清算されることなく今日まで来てしまったこと、
その結果として、昨年、日韓関係が戦後最悪とも言える膠着状態に陥ってしまったこと
であります。この事態に心を痛め、このまま座視してはならないという危機意識から、
今こそ歴史を直視し、その責任の内実を問い直しつつ、日韓の和解と平和を求める連帯
の架け橋を構築しようとする決意が、日韓の市民社会と宗教者の間で共有されました。

 この75年間、日本と朝鮮半島を束縛してきた不条理とは、何だったのでしょうか。
 1875年、日本軍艦による江華島での軍事挑発以来、大韓帝国は圧倒的な軍事力を持つ
大日本帝国の圧迫のもとで、日露戦争下での第一次日韓協約、そして日露戦争直後の第
二次協約によって大日本帝国の「保護国」へと追い込まれました。そして1910年8月、
強制併合され、朝鮮半島の民衆は、36年に及ぶ過酷な植民地支配による政治的弾圧と経
済的収奪、そして国家神道に基づく皇民化政策による朝鮮社会・文化の破壊の苦難を被
ることとなりました。さらに朝鮮半島は、「大東亜共栄圏」を謳う大日本帝国による中
国侵略の兵站基地とされ、多くの人びとが強制連行され、過酷な労働と性的搾取を強い
られました。

 1945年、日本による15年侵略戦争と植民地支配が終結しましたが、東北アジアはまた
たく間に米ソ冷戦体制の桎梏のもとに置かれることになりました。冷戦の不条理は、植
民地支配を受けた朝鮮半島には南北分断と朝鮮戦争の悲劇としてあらわれ、一方日本に
おいては、植民地支配の責任の究明が不問に付されたまま、1952年のサンフランシスコ
講和条約(日米安保体制)によって、米国の極東軍事戦略を補完する従属国家体制の道
を歩む結果となりました。

 日本は、朝鮮戦争「特需」によって敗戦の廃墟から経済的に復興する契機を得ました
。そして日本は、南北に分断したまま、1953年の休戦後、焦土の中から立ち上がろうと
していた朝鮮半島の南側の韓国とのみ会談を重ね、経済的優位の立場から日韓条約を19
65年に締結することとなりました。日本は、その条約に伴う請求権協定において、韓国
併合が不当な軍事・政治的圧力のもとに強いられた占領であることの歴史とその謝罪と
責任について一切言及することなく、経済協力の美名のもとに韓国政府をして請求権放
棄に同意させ、自らの歴史責任を不問に付したのです。

(1)日韓の歴史問題に対して

 私たちは、日本による朝鮮植民地支配の起点となった1905年韓国保護条約(第二次日
韓協約)が「表題」も韓国側(皇帝)の批准もなく、武力を背景としたものであるゆえ
に、無効であったという学術的な立証と、国家(大韓帝国)を代表する個人(皇帝)に
加えられた強制又は脅迫による条約締結は国際慣例法上無効である事例としてこの条約
を挙げる1963年国連報告書の意義を踏まえなければなりません。その歴史的事実の認識
に立脚しながら、軍事力の威圧をもって植民地政策を推し進めた日本が朝鮮半島、また
アジアの人びとに対する歴史的責任をいまだに果たしていないことを確認し、以下のこ
とを求めます。

 ①日本は1939年から1945年にわたり、植民地支配下の朝鮮半島から多くの朝鮮人を強
制連行しました。「募集」「官斡旋」「徴用」の形態がありましたが、いずれの段階に
おいても本人の意志に反して連行され、非人間的な環境で労働を強いられました。韓国
大法院の徴用工判決(2018年10月)は、強制連行・強制労働を行なった日本企業に対す
る正当な判決です。私たちは、関連する日本企業が、歴史的事実を直視し、いまだなさ
れていない被強制連行者に対して賠償をすること、そして日本政府がそのような企業責
任の履行を妨げないことを求めます。

 ②日本政府は2015年、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に際して、軍艦島
をはじめ日本各地の「世界遺産」で朝鮮人らが「意に反して連行され」「ひどい状態で
労働を強いられた」と、強制労働があったことを認める発言をしています。ユネスコは
「歴史全体」の説明がなされることを日本に求め、「関係者との対話の継続」を促して
います。それにもかかわらず今年3月、東京に開設した「産業遺産情報センター」の展
示では、端島(軍艦島)炭鉱を事例として戦時の強制労働を否定する内容となっていま
す。私たちは、日本政府が強制労働の事実を認め、現場の被害者の証言・記録等を収集
して「全体の歴史」を展示することを求めます。

 ③日本軍「慰安婦」問題で、今問われているのは、日本軍が立案・管理した性奴隷制
のもとで、女性たちが受けた性暴力被害の実態を、日本政府がありのままに認めること
です。そのうえで、被害者に受け入れられ、かつ尊厳を回復するような方法で謝罪し、
賠償し、二度と同じような人権侵害が起こらないように、さらなる真相究明と歴史教育
をしなければなりません。また、日本軍「慰安婦」制度の事実を否定する言動は、被害
者の名誉を再び傷つける人権侵害であることを認識し、その効果的防止策を講じるとと
もに、記憶の継承に取り組むことが日本政府に課せられています。2015年の日韓政府に
よる「合意」(12月28日)で「慰安婦」問題は解決されたという認識を日本政府は改め
なくてはなりません。

 ④1923年関東大震災時の朝鮮人・中国人虐殺という大惨事について、これまで研究者
や市民団体によって、旧日本海軍「海軍無線電信船橋送信所」から発信された「朝鮮人
暴動」のデマや、軍隊・警察・自警団による集団殺害関与の事実が究明されています。
朝鮮半島における日本の侵略と植民地支配に対して立ち上がった独立運動・義兵闘争を
弾圧していったその流れの中で、この大虐殺も起こされているのです。毎年9月1日、
東京・両国の横網町公園において、遺族・市民団体による関東大震災朝鮮人犠牲者追悼
式典が行なわれてきましたが、虐殺の事実を認めようとしない小池百合子・東京都知事
は、歴代の都知事が代読させてきた追悼文そのものを取りやめました。さらに、極右団
体の式典妨害を放置し続けています。私たちは日本政府に対して、歴史資料に基づいて
虐殺の国家責任を認め、遺族に謝罪すること、また東京都が97年前のこの歴史事実に誠
実に向き合い追悼することを求めます。

 ⑤私たちは、日本の政府と国会が、1923年関東大震災時の朝鮮人・中国人虐殺をはじ
め、旧日本軍「慰安婦」・徴用工・軍人・軍属などアジア太平洋戦争下の強制連行・強
制労働・性的搾取の事実について真摯に向き合い、真相究明委員会を設けることを求め
ます。

(2)朝鮮半島の平和プロセス推進と日本の平和憲法

 ①私たち日本の市民社会と宗教者は、朝鮮半島の南北分断が今なお人びとを引き裂い
ている現実について、そもそも日本の植民地統治がなかったならば、民族分断はありえ
なかったことを強く認識しつつ、民族分断を克服しようとする韓国の市民社会と宗教者
の闘いを支持します。

 ②「米国とともに戦争できる国づくり」をめざして、日本国憲法第9条をはじめとす
る憲法改悪の作業を推し進めている安倍晋三首相は、「2021年9月までの自らの任期中
に改憲を果たす」との発言を繰り返しています。しかし、世論の多数は9条改憲に反対
し、また内閣支持率は過半数を割っています。また、去る8月4日、河野太郎防衛相が
記者会見にて、日本の新たなミサイル防衛、すなわち「敵基地攻撃能力」問題について
、韓国を含む周辺国の理解を得ることを不要と発言したことは、東北アジアの軍事的緊
張を増幅させるものとして、私たちは強く抗議します。私たち日韓プラットフォームは
国内外の声を結集して、署名運動、国際キャンペーンなどの活動を通して9条改憲反対
の闘いをさらに推し進め、9条の擁護を日韓の平和の中心的課題として位置づけます。

 ③韓国の市民社会と宗教者は、朝鮮半島における平和プロセスの具体的な進展が日本
の軍事大国化を阻止し平和憲法を守ろうとする日本の市民社会と宗教者の闘いを激励し
、さらに推進することを確認します。それに呼応しながら、私たちは、現在展開しつつ
ある「朝鮮半島終戦平和キャンペーン」に、世界の市民社会と共に力強く参与していき
ます。

 ④私たちは、日本の安倍政権がさまざまな口実で朝鮮民主主義人民共和国との国交回
復交渉を恣意的に中断し、東北アジアの緊張を激化させていることに抗議します。私た
ちは、朝鮮半島の平和プロセスにおいて日本と朝鮮民主主義人民共和国との国交問題が
、連動した課題としてあることを確認すると共に、日本政府に対して中断している日朝
交渉をただちに再開するよう求めます。そこでは、日本の歴史責任を明記せず経済協力
方式をとった1965年日韓条約の過ちを繰り返してはなりません。

(3)東アジアの非核地帯化と軍縮、アジア太平洋地域の平和に関わる共同のビジョン

 ①1945年8月、ヒロシマとナガサキの原爆被爆者全体の1割をも占めるといわれる朝
鮮人被爆の実態解明と賠償問題は依然解決されていません。約2200名が生存する在韓被
爆者の援護は被爆者と日韓市民らの裁判闘争で実現しましたが、介護手当の支給もなく
日韓で内外格差が残っています。約200名とみられる在朝被爆者には「国交の壁」に阻
まれて日本の援護が届いていません。私たちは、日本政府が高齢化した韓国・朝鮮人被
爆者に対して早急に徹底して援護措置をとるよう求めます。

 ②日本列島の南端にある沖縄は、辺野古新基地建設や、宮古島を含む離島における軍
事基地化により、基地被害に苦しむだけでなく、戦争を生み出す島となっています。沖
縄の米軍基地は、現地において新たな性暴力・搾取の温床となり、さらにアジアの人び
との命を脅かしています。沖縄米軍基地問題は日本自身の問題であることを自覚しつつ
、最大の暴力である戦争に抗うために、非暴力によって新たな基地建設を阻止している
沖縄の平和の行動を、私たちは支持し連帯していきます。

 ③東アジアの非核地帯化と軍縮のためには、「朝鮮戦争の終結」と「朝鮮半島の統一
」が大きな優先課題です。東アジアの非核化のために、日韓が米国の核の傘から解放さ
れ、南北朝鮮と日本が核兵器禁止条約(TPNW)に加入することを強く促していかなけれ
ばなりません。

(4)日韓次世代の平和教育・人権教育の推進

 ①現在、芸能文化面では最も近い国としての日韓交流がありますが、歴史認識には大
きな隔たりがあります。日本の学校教育・社会教育において植民地支配に関する歴史教
育が不十分なためです。そのギャップを埋めるためにも、学生・青年・市民が現地研修
や文化交流を通して出会い、学びあい、未来を共に担っていく連帯意識を育む事業を日
韓両政府に求めると共に、私たちはこれまでの日韓交流事業をさらに深め推進していき
ます。このことを成し遂げるために必要なことは、国際政治という周辺国の政治的、外
交的な術策や力ではなく、「和解と平和を願う民衆の声」です。民衆の声を高めること
を目標にすればこそ、私たちは日韓双方が直面している課題、特に貧困、差別、そして
迫害の問題を共に担い解決するために連帯していかねばなりません。

 ②私たちは、日韓の歴史問題に対する正しい認識を探求し共有するために、研究者と
連携して「日韓歴史市民フォーラム」を日韓相互に開催し、日韓市民社会それぞれの歴
史認識に対する建設的対話を続けていきます。

 ③私たちは日本政府と韓国政府に対して、従前の「国民教育」を改めて、東アジアの
和解と平和をめざし、多民族・多文化社会にふさわしい「平和教育・人権教育・多文化
教育」へと転換することを求めます。

 ④今日本政府は、朝鮮民主主義人民共和国との外交問題と結びつけて、「高校無償化
制度」(2010年4月)、「幼児教育・保育無償化制度」(2019年10月)、「学生支援緊
急給付金制度」(2020年5月)から、朝鮮学校(幼稚園・高校・大学)を排除していま
す。これらの差別的政策は、日本の歴史責任、子どもの教育に関する普遍的権利をまっ
たく無視するものです。私たちは日本政府に対して、これらの措置をただちに撤回する
ことと、在日韓国・朝鮮人をはじめ民族的少数者の人権保障のための法的、制度的施策
を求めます。
 私たちは、敵愾心と差別、あらゆる暴力と戦争に反対して、暴虐の歴史の中で不条理な
苦難を強いられた人びとと共に歩みながら、日韓の真実の和解と平和を目指します。東
北アジアの共同体を目指す私たちは、市民社会として、また宗教者として、戦後75年目
の8月15日に、以上の認識を共有し、共同の課題に取り組んでいくことを、ここに表明
します。

                       2020年8月15日
                       日韓和解と平和プラットフォーム

【共同代表】
韓国側:李鴻政(イ・ホンジョン/韓国基督教教会協議会総務)
    鄭仁誠(チョン・インソン/円仏教平壌教区長・南北ハナ財団理事長)
    韓忠穆(ハン・チュンモク/韓国進歩連帯常任代表)
    權台仙(クォン・テソン/環境運動連合市民社会団体連帯会議共同代表)
日本側:小野文珖(群馬諸宗教者のつどい)
    高田健 (戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)
    野平晋作(ピースボート)
    光延一郎(日本カトリック正義と平和協議会)
【運営委員】
韓国側:姜周錫(カン・ジュソク/韓国カトリック主教会議民族和解委員会総務)
    鄭常徳 (チョン・サンドク/円仏教中央総部霊山事務所長)
    辛承民(シン・スンミン/韓国基督教教会協議会局長)【書記】
    金炳奎(キム・ビョンギュ/韓国進歩連帯統一委員長)
    嚴美京(オム・ミギョン/全国民主労働組合総連盟副委員長・統一委員長)
    孫美姫(ソン・ミヒ/ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会共同代表)
    安知重(アン・ジジュン/6・15共同宣言実践南側委員会共同執行委員長)
    尹貞淑(ユン・ジョンスク/緑色連合/市民社会団体連帯会議共同代表)
    金敬敏(キム・ギョンミン/韓国YMCA全国連盟事務総長)
    李娜榮(イ・ナヨン/正義記憶連帯理事長)
    李信澈 (イ・シンチョル/アジア平和と歴史教育連帯常任共同委員長)
    具仲書(グ・ジュンソ/基地平和ネットワーク執行委員長)
    李泰鎬(イ・テホ/市民社会団体連帯会議運営委員長)
日本側:飯塚拓也(日本キリスト教協議会東アジアの和解と平和委員会)
    石川勇吉(愛知宗教者平和の会)
    小田川興(在韓被爆者問題市民会議)
    北村恵子(日本キリスト教協議会女性委員会)
    金性済(キム・ソンジェ/日本キリスト教協議会総幹事)【書記】
    白石孝(日韓市民交流を進める希望連帯)
    平良愛香(平和を実現するキリスト者ネット)
    武田隆雄(平和をつくり出す宗教者ネット)
    中井淳(日本カトリック正義と平和協議会)
    比企敦子(日本キリスト教協議会教育部)
    飛田雄一(神戸青年学生センター)
    渡辺健樹(日韓民衆連帯全国ネットワーク)
    渡辺美奈(WAM<女たちの戦争と平和資料館>)
【事務局】
韓国側:黄寶賢(ファン・ボヒョン/韓国基督教教会協議会部長)
    尹惠蘭(ユン・ヘラン/韓国YMCA全国連盟局長)
    文星根(ムン・ソングン/興士團事務総長)
    金英丸(キム・ヨンファン/民族問題研究所対外協力室長)
日本側:くじゅうのりこ(東アジアの和解と平和ネットワーク)
    佐藤信行(外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会)
    潮江亜紀子(朝鮮学校と連帯しこども達の教育を考える会)
    昼間範子(日本カトリック正義と平和協議会)
    藤守義光(日本キリスト教協議会総務)
    渡辺多嘉子(平和を実現するキリスト者ネット)

●「日韓和解と平和プラットフォーム」日本事務局
<連絡先>〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 日本キリスト教会館24号
日本キリスト教協議会(NCCJ)内 電話(03)6302-1919

 

2019年8月20日 (火)

●2019 8.14-15ソウル行動の報告

            2019815

         10万人で光化門広場を埋め尽くした8.15安倍糾弾キャンドル集会

 今年も韓国側の招請を受け8.14~15ソウル行動に東京・大阪・広島や平和フォーラムなどから訪問団が参加した。とくに今年は毎年開かれている自主・平和・統一大会にくわえ、徴用工問題に端を発した安倍政権による対韓報復に対する大規模な「安倍糾弾キャンドル集会」への参加など、討論会と集会の連続だったが充実した2日間となった。

 【8月14日】14日午前に金浦空港に到着した私たちは、その足で日本大使館前で開かれている「慰安婦」メモリアルデー・1400回目の水曜集会に参加。続いて国会議員会館に移動し、コリア国際平和フォーラム主催の「コリア平和体制移行に際し米国の戦争犯罪を告発する国際討論会」に参加した(日韓ネットの渡辺さんも報告)。夜は、光化門広場で開かれた恒例の8.15前夜祭に参加した。

 【8月15日】15日は午前10時から韓国側の「安倍糾弾市民行動」と「民主化記念事業会」、日本側の「朝鮮半島と日本に非核平和の確立を!市民連帯行動」の共催による緊急討論会が開かれた。

                  P8150045

コーディネーターのパク・ソグンさん(韓国進歩連帯常任共同代表)のもとイ・ヨンチェ(恵泉女学園大学教授)、チュ・ジェジュン(安倍糾弾市民行動)、渡辺健樹(市民連帯行動)、キム・ギョンミン(韓国YMCA事務総長)の各氏が報告、活発な論議が交わされるとともに今後の連帯を確認した。

午後は光化門広場に数万人で開かれた自主・平和・統一大会に参加。日本訪問団を代表して藤本泰成・平和フォーラム共同代表が連帯あいさつ。また在日韓国民主統一連合の訪問団もあいさつした。

                  20198153

夜は同じ光化門広場で10万人が参加(主催者発表)した安倍糾弾キャンドル集会に参加。途中で合流した小田川義和全労連議長を含め日本訪問団全員が登壇するなか高田健さん(総がかり行動共同代表)が連帯アピールをおこない、日韓市民は共に闘おうという熱い連帯の拍手が送られた。

                  20198152

 ハンギョレTVの動画リンク https://www.youtube.com/watch?v=7XXOE2uJyXM

   (52:00頃から日本訪問団登壇、高田健さん連帯あいさつ)

          
 

         

     

2018年8月18日 (土)

●【韓国訪問報告①】2018自主統一平和大行進に参加

8千人で「板門店宣言実践815自主統一平和大行進」実施

「終戦宣言・対北制裁解除」の喊声挙げ米国大使館に抗議

20188115

811日、ソウル市庁舎前から光化門の米国大使館に向けた「板門店宣言実践815自主統一平和大行進」が取り組まれ、日本からの訪問団も参加した。

この行動は、毎年815日、日本の植民地支配からの解放(光復)を記念するとともに、同時にもたらされ今なお続く南北分断体制克服をめざす大会として取り組まれているもの。今年は、811日に南北労働者サッカー大会がソウルで開催されるため、それに合わせて日程が前倒しされたものだ。李明博・朴槿恵政権時代にはこうした南北の民間交流さえ弾圧の対象にされており、これも板門店宣言の成果である。

大行進に先立つ市庁舎前の集会では、はじめにパク・ソグン815推進委員会常任代表(韓国進歩連帯常任共同代表)が主催者あいさつ。パク代表は「朝鮮半島の平和と繁栄を約束した板門店宣言の履行の出発点は終戦宣言だ」とし、終戦宣言を後回しにして制裁を繰り返し主張する米国を非難するとともに「今日の自主統一平和大行進は戦争国家アメリカに抵抗し、民族の自主権を獲得する闘争だ」と強調した。

201881116                           パク・ソグン氏

続いて昨年、国会議席2名で新たに発足した民衆党のキム・チャンハン常任代表のあいさつの後、日本からの訪問団と在日韓国青年同盟(韓青)訪問団がそろって登壇。日本訪問団を代表して大阪の西山直宏さんと韓青のキム・スンミン委員長が連帯の挨拶を行った。

20188116                 日本訪問団と韓青同訪問団も一緒に登壇し連帯挨拶

集会は最後に、パク・ヘンドク全国農民会総連盟(全農)会長、チェ・ジンミ全国女性連帯代表、チェ・ヨンチャン貧民解放実践連帯共同代表が共同で大会決議文(下に全文)を読上げ、参加者全体の拍手で確認された。

201881117

集会後、人びとは光化門の米国大使館に向けてデモ行進。大使館前では警察の厚い壁と対峙しながら「米国は612朝米共同声明を履行しろ」「平和協定締結」「在韓米軍の撤収」「韓米同盟の破棄を勝ち取ろう」などのスローガンが次々と叫ばれた。

20188118        光化門広場に面した米国大使館に抗議(左の警察部隊の後ろが米国大使館)

8.15自主統一大行進決議

자주와 평화의 시대, 예속의 적폐를 청산하자!

 自主と平和の時代には、隷属の積弊を清算しよう!

 

한반도에 깊이 뿌리내린 미국의 패권정책은 평화와 자주통일을 향한 우리 민족의 투쟁에 의해 결정적으로 무너지고 있다.(朝鮮)半島に深く根ざした、米国の覇権政策は、平和と自主統一に向けた私たちの民族の闘争によって決定的に崩壊している。

이제 예속과 분단의 낡은 틀을 모두 청산하고, 평화와 통일의  시대를 맞이하자.今隷属と分断の古い枠をすべて清算し、平和と統一の新時代を迎えよう。

남과 , 북과 미국이 새로운 관계를 선언한 조건에 주한미군은 누구를 위해 필요한가.南と北、北(朝鮮)と米国が新たな関係を宣言した条件に在韓米軍は誰のために必要なのか。

전쟁의 군대 주한미군을 이대로 두고 평화의  시대를   없다.戦争の軍隊・在韓米軍をこのまま残して、平和の新しい時代を開くことはできない。

70 낡아빠진 종속적, 반민족적 한미동맹을 이대로 두고서는 주권도 번영도 통일도 이룰  없다.70年もの古ぼけた従属と反民族的韓米同盟をこのまま置いては主権も繁栄も統一も実現することができない。

판문점 선언 정신에 따라, 민족자주의 기치에 따라 평화의  시대를 우리 힘으로 열어젖히자!板門店宣言の精神に基づいて、民族自主の旗に基づいて平和の新しい時代を私たちの力で開いていこう!

평화협정 체결하라!平和協定を締結せよ! 주한미군 떠나라!在韓米軍は去れ! 従属の종속적 한미동맹 폐기하라!韓米同盟を破棄せよ!

 적폐 청산하자! 分断積弊清算しよう!

촛불항쟁, 그리고 판문점선언과 북미정상선언으로 분단적폐 청산의 결정적 기회를 맞이하고 있다.キャンドル抗争、そして板門店宣言と北・米首脳宣言で分断積弊清算の決定的チャンスを迎えている。

일시적 우여곡절 속에서도 남북관계는 우리의 상상을 넘어 빛의 속도로 발전할 것이며, 4.27통일시대는  현실이  것이다.一時紆余曲折の中でも、南北関係は、私たちの想像を超えて、光の速度で発展するものであり、4.27統一時代はすぐに現実のものとなるだろう。

남북관계의 전면적 발전과 자주통일이 실현되는 시대에, 민족을 적으로 규정하는 낡은 법과 제도부터 하루빨리 청산해야 한다.南北関係の全面的発展と自主統一が実現されている時代に、民族を敵に規定する古い法と制度から一日も早く清算しなければならない。

분단에 기생해 민주주의를 억압해  국가보안법을 비롯하여, 상호 불신과 대결을 조장하는 낡은 법과 제도를 하루빨리 폐지해야 한다.分断に寄生して民主主義を抑圧してきた国家保安法をはじめ、相互不信と対決を助長する古い法と制度を一日も早く廃止しなければならない。

또한 분단 적폐세력에 핍박받은 모든 양심수를 즉각 석방해야 한다.また、分断積弊勢力に迫害されたすべての良心囚を即時釈放しなければならない。

분단적폐 청산하여 4.27통일시대를 활짝 열어나가자.分断積弊を清算して4.27統一時代を大きく開いていこう。

분단적폐 청산하자!分断積弊を清算しよう! 국가보안법 폐지하라!国家保安法を廃止せよ! 양심수를 석방하라!良心囚を釈放せよ!

6.12 북미정상선언 이행 않는 미국을 규탄한다. 6.12北・米首脳宣言を履行しない米国を糾弾する。

4.27 판문점선언 이행 가로막는 미국을 규탄한다.4.27板門店宣言の履行に立ちはだかる米国を糾弾する。

남북정상은 역사적인 4.27 판문점선언을 통해 '전면적인 남북관계 발전' '종전선언, 평화체제 구축을 위한 노력' 7천만 겨레 앞에 엄숙히 선언하였다.南北首脳は、歴史的な4.27板門店宣言を通じて「全面的な南北関係の発展」と「終戦宣言、平和体制構築のための努力」を7千万同胞の前に厳粛に宣言した。

북미정상은 6.12북미정상회담을 통해 적대관계를 끝내고 평화와 신뢰의 관계로 전환하기로  세계 앞에 약속하였다.北・米は6.12北・米首脳会談を通じて敵対関係を終わらせ、平和と信頼の関係に転換することに世界の前に約束した。

그런데 불과 100일이 지난 지금, 미국은 대북제재 해제, 종전선언  합의를 제대로 이행하지 않고 있다.ところが、わずか100日が過ぎた今、アメリカは対北制裁解除、終戦宣言などの合意をきちんと履行していない。

나아가 제재니 압박이니 하면서 남북관계 발전을 위한 판문점 선언 이행까지 난폭하게 가로막고 있다さらに制裁という圧迫で、南北関係の発展のための板門店宣言の履行まで乱暴に立ちはだかっている

평화의 대세는 확정적이나 판문점 선언, 북미정상선언 이행은 저절로 이루어지지 않는다.平和の大勢は確定的だが板門店宣言、北・米首脳宣言の履行は、自然に行われない。

民族自主の旗のもと、民族全員が汗と努力をささげよう。

판문점 선언을 따라 거족적인 자주통일대행진을 만들어 가자.板門店宣言に沿って民族挙げての自主統一大行進を作っていこう。

판문점선언 이행하자!板門店宣言を履行しよう! 대북제재 해제하라!対北制裁解除せよ! 종전을 선언하라!終戦を宣言せよ!

●【韓国訪問報告②】感動の南北労働者サッカー大会観戦

201881115

               韓国労総チーム(青)と朝鮮職総建設労働者チーム(赤)の熱戦

811日午後4時から、ソウルのワールドカップスタジアムで南北労働者のサッカー大会が開かれ、日本訪問団も観戦した。

これは板門店宣言を受けて、南北の民間交流の一環として開かれたもので南の韓国側の二つの労働組合ナショナルセンター、民主労働組合総連盟(民主労総)と韓国労働組合総連盟(韓国労総)vs.北の朝鮮職業総同盟の二つのチームの交流試合として実現したもの。李明博・朴槿恵政権時代にはこうした民間交流自体が厳しい規制と弾圧の対象とされており、これも板門店宣言の一つの成果でありその実践でもある。

スタジアムの壁には巨大な統一旗とともに「南北労働者の団結した力で歴史的な板門店宣言を履行して自主統一の新時代を開いていこう!」、「わが民族同士力を合わせ、自主統一、平和繁栄の新時代を開いていこう!」などの垂れ幕が掲げられた。

201881111

               民主労総チーム(赤)と朝鮮職総軽工業チーム(白)の記念撮影

開会式で、民主労総のキム・ミョンファン委員長は、「一触即発の戦争の危機と対決情勢を打ち破った4.27板門店宣言のしっかりとした履行のために南北の労働者がまず会った」とし、「民主労総は板門店宣言の履行のために誰よりも先頭に立って実践していく」と高らかに宣言した。

 

朝鮮職業総同盟(職総)のシュ・ヨンギル委員長は、「南の労働者とソウル市民、各界に北の労働者を代表して、同胞愛的挨拶」を送りながら、「今、世界は北と南のわが民族が祖国統一と平和繁栄の新しい歴史をどのように書いていくかを、高い関心を持って注視している」とし「私たちは、世界の前に朝鮮民族が一つ」であり、「この地の上に必ず平和繁栄している統一された強国を建設立てるだろうということをはっきり示さなければならない」と述べた。

 

韓国労総のキム・ジュヨン委員長は、「自主的平和な労働者の生活のために南北労働者の連帯と団結をさらに強化しなければならない。단결된 힘으로 판문점선언을 이행한다면 비로소 노동자가 존경받는 새로운 통일의 시대가 열릴 것이다라고 말했다.団結した力で板門店宣言を履行すれば、初めて労働者が尊敬される新しい統一の時代が開かれるだろう」그는분단은 결코 우리 민족의 선택이 아니며 냉전시대에 의해 강요된 위법적 산물이었다 지적했다.「分断は決して私たちの民族の選択ではなく、冷戦時代によって強要された産物だった」として、역사적인 판문점선언의 중단 없는 이행을 위해 노동자가 누구보다  앞장서야  이고, “축구를 통한 남북 노동자의 단결로 전민족 대단결을 힘있게 추동하자면서 길에 한국노총 모든 조합원과 함께 하겠다 다짐했다.「歴史的な板門店宣言の中断のない履行のために、南北労働者の団結で全民族大団結を力強く推進しよう。その道に韓国労総すべての組合員と一緒にする」と宣言した。

201881118左からキム・ジュヨン韓国労総委員長、朴元淳ソウル市長、シュ・ヨンギル朝鮮職総委員長、キム・ミョンファン民主労総委員長

開会式ではさらに615共同宣言実践南側委員会のイ・チャンボク常任代表議長、615共同宣言実践北側委員会のヤン・チョルシク副委員長、ソウル市長の朴元淳(パク・ウォンスン)さんがあいさつをおこなった。

朴元淳ソウル市長は、「平和の気持ちをいっぱいに込めて、分断の境界線を越えてソウルに来られた朝鮮職総関係者の皆さんと北側代表団、選手団の皆さんにソウル市民を代表して熱い歓迎の挨拶を送る」としながら、「427日の歴史的な板門店宣言は、民族の和解と団結、平和と統一に進む門を再び開いた。しかし皆が一つの気持ち、同じ意向で平和を守るために努力しなければ、平和の時計が止まり、出会いが断絶する胸の痛い時間が再び訪れかねない」「私たちが経験した歴史的教訓を再確認し、再びこのような歴史の後退が繰り返されないよう多様な分野で連帯と協力を強化していかなければならない」と強調した。

20188119                         統一旗を掲げた応援団
201881114_2

                           統一先鋒隊も陣取った

3万人の観客の中には、平和統一を願う応援団、全国キャラバンを繰り広げ自主統一平和大行進を終えたばかりの「統一先鋒隊」も陣取った。応援もワールドカップなどでよく聞く「テーハミング(大韓民国)」などではなく、「ウリヌン・ハナダ(我らは一つ)」などだった。途中から615合唱団を中心とした500人の大合唱団も観客席を埋め、北の歌や統一を願う歌などで南北両チームにエールを送った。

201881119

さて試合は、第一試合が南の韓国労総チームvs.朝鮮職総建設労働者チーム、第二試合は南の民主労総vs.朝鮮職総軽工業チームの対戦。それぞれ熱戦が繰り広げられたが結果は第一試合が13、第二試合が02でいずれも北側が勝利した。

 

201881113                    南北の3つの労総委員長も熱戦に沸いた

경기를 마친 남북의 선수들은 악수를 나눈  포옹하고 서로를 격려했다.試合を終えた南北の選手たちは握手を交わした後、抱擁して、お互いを励ました。

남북의 선수들은 함께 운동장을 한바퀴 돌며 관객들에게 인사했고, 마지막까지 자리를 지킨 관객들은 함성으로 선수들을 맞았다.南北の選手たちは一緒に運動場を一周回って観客に挨拶し、最後まで席を守った観客は歓声で選手たちを迎えた。民主労総チームのミッドフィルダー、起亜自動車ミン・テイル選手は「私たちもそれなりの多くの準備をしたが、北朝鮮側の選手たちは本当に体力が良いようだ」と話した。 그는시합이 끝나고서 서로 손잡고 껴안는 와중에 가슴이 찡한, 뭉클한 마음들이 있었다면서통일이 된다면 정말 서로  헤쳐서 이겨나갈  있는  나라가 되지 않을까 그런 생각을 다시한번 했다 밝혔다.彼は「試合が終わって、互いに手を取り合って抱き締めるなか胸がジーンとした」「統一になれば、本当にお互いによく乗り越えて勝っていくことができる国ではないだろうか、そのような考えをもう一度した」(統一ニュース)と明らかにした。

201881112
남북 노동자 3단체는 북측 대표단 숙소인 서울 광진구 그랜드워커힐호텔로 이동해 환송만찬을 열었다.南北労働者3団体は、北側代表団宿舎のグランドウォーカーヒルホテルに移動して歓送晩餐を開いた。

북측 대표단은 12 오전 전태일 열사와 이소선 여사, 문익환 목사가 잠들어 있는 경기도 남양주시 마석모란공원을 참배한다.北側代表団は12日午前、韓国民主労働運動の発火点となった全泰壱(チョン・テイル)氏と李小仙(イ・ソソン)オモニ、かつて統一を願い単独訪北した文益煥(ムニッカン)牧師が眠っている京畿道南楊州市の牡丹公園を参拝し、남측 양대 노총과 노동 3단체 사업협의 이후 오후 2 숙소를 떠나 북녘으로 향한다.南側二大労総と労働3団体間の今後の事業協議の後、北への帰途に就いた。

●【韓国訪問報告③】コリア国際平和フォーラム(シンポ)開く

427板門店宣言と612米朝首脳会談

大転換期のコリア 東北アジアの平和と繁栄、統一への道

        関連記事「民プラス(原文) http://www.minplus.or.kr/news/articleView.html?idxno=5776

20188112

810日午後4時、ソウル市議会別館大会議室で第6回コリア国際平和フォーラムが開かれた。今年は427板門店宣言、612米朝共同声明後に初めて開催されるフォーラム(シンポジウム)であり、「大転換期のコリア 東北アジアの平和と繁栄、統一への道」がテーマとなった。

 

主催: 公州大学・ソウル大学・成均館民主同窓会、キム・ジョンフン議員室、独立有功者遺族会、民家協良心囚後援会、民衆党、民プラス、四月革命会、ソウル進歩連帯、(社)私たち同胞ひとつに運動本部(キョレハナ)、ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会、全国民主労働組合総連盟、(社)統一の道、韓国戦争前後民間人犠牲者全国遺族会、韓国進歩連帯、Action One Korea4.9統一平和財団

主管:(社)コリア国際平和フォーラム、8.15自主統一大行進推進委員会

後援: 6.15共同宣言実践南側委員会と現場言論「民プラス」4.27 판문점선언과 6.12 조미정상회담, “대전환기 코리아·동북아 평화와 번영, 통일로 가는 이라는 주제로 열린 이날 포럼에서는 손정목 4.27시대연구원 국제분과팀장이대전환기 코리아·동북아 평화와 번영, 통일로 가는  - 비동맹 중립화 연합연방제 통일로 가는 이라는 제목으로 기조발제를 하였고, 와타나베 겐쥬 일한민중연대전국네트워크 공동대표가판문점선언, 조미공동성명과 일본의 과제라는 제목으로, 야마모토 카즈히데 일한평화연대 대표가한국전쟁 휴전 65주년, 동아시아에 평화를!

 

当初は815自主統一平和大会に連動して開催予定だったが、自主統一平和大行進が南北労働者サッカー大会に合わせて811日に変更になったのに伴い10日の開催となったもの。急な日程の変更のため、昨年は日本のほかカナダや中国からもパネリストが参加したが、今回は日韓共同シンポジウムとなった。

【昨年の610コリア国際平和フォーラム報告はこちら】

    http://nikkan-net.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/610-ccd0.html

フォーラムでは日韓双方から以下の発題がなされた。

【韓国側基調報告】

 非同盟中立の連合連邦制統一への道

   ソン・ジョンモク「427時代研究院」国際分科チーム長

  http://nikkan-net.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-b445.html 

20188111                           ソン・ジョンモク氏

【日本側発題①】

 板門店宣言・朝米共同声明と日本の課題

   渡辺健樹・日韓民衆連帯全国ネットワーク共同代表

  http://nikkan-net.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-dee6.html

【日本側発題②】

 朝鮮戦争休戦65周年、東アジアに平和を!727キャンドル行動

   山本一英・日韓平和連帯(大阪)共同代表

  http://nikkan-net.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-08cb.html

【特別報告①】

 朝鮮学校不屈の闘い

   森本孝子・「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会事務局

   http://nikkan-net.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-09d3.html

【特別報告②】

 大阪における朝鮮学校への「高校無償化」差別との闘い

   大村和子・朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪

 

討論では、612朝米共同声明後の米国の動向と平和体制構築の展望をどのように見ていくか、また南北・朝米対話と歴史的転換期の中で日本が取り残されている状況などについて活発な質疑討論が行われ、連帯を確認し合った。

20188114                      韓国側スタッフらと記念撮影

●【韓国訪問報告④】無償化差別反対ソウル金曜行動に参加

森本氏「怒りと恥と嘆かわしさを感じる」

ソウル第180回金曜行動、安倍政権糾弾1110人国際宣言発表(全文)

         韓国インターネットニュースサイト「統一ニュース」から

             原文 http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=125811

 

201881120

1948年には、日本政府が在日同胞の民族教育を大々的に弾圧し、ついに少年を死亡させた「阪神教育闘争」が発生して70年が過ぎた今日も、日本政府の在日同胞弾圧は続いている。 "

 

国内はもちろん、海外同胞まで第1次として1110人が署名した「在日同胞と朝鮮学校を弾圧する安倍政権糾弾国際宣言」が10日昼12時、ソウル栗谷路日本大使館前で「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」(市民の会)が開催した「第180回金曜行動」で記者会見形式で発表された。

201881125

参加者は、チョンヨンイ全国女性農民会事務総長が朗読した「在日同胞と朝鮮学校を弾圧する日本政府を糾弾する」というタイトルの国際宣言で「植民地支配に対する謝罪はおろか、在日同胞と朝鮮学校を露骨に弾圧する日本政府を強く糾弾する」と4つの要求事項を発表した。

 

△日本政府は、植民地支配を謝罪せよ! △対北敵対政策と独自制裁即刻撤回せよ! △在日同胞に対する弾圧を即刻中断せよ! △朝鮮学校にも高校無償化制度を適用せよ!

 

司会を務めたチョウォンホ市民の会企画委員長は「国際宣言に参加された方は、合計1110人である。ここに、日本、米国、ドイツ、カナダ、オーストラリアにいる同胞が心を合わせた」と紹介し、「2次、3次ずっと続く予定だ」と明らかにした。

 

市民の会共同代表チョンテヒョ牧師は開会辞で「ブラジル学校まで支援するのに、私たち朝鮮学校の子どもたちだけ高校無償を許していないことについて、子どもたちに正当に高校無償化を適用しろという話だ」とし「日本が高校無償化政策を行うまで、そしてまた、日本が植民地政策を謝罪するまで。そして、これ以上ヘイトスピーチや、これ以上多くの日本に行っている人が虐待されず糾弾されないような人間らしい世の中に生きることができるまで、私たちは一緒にする」と述べた。

 

 

201881121201881122

森本孝子高校無償化連絡会(「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会)事務局員は「この場に今立っていながら、非常に恥ずかしい。それは、日本政府が過去の植民地時代に対する謝罪も、反省どころか、まだ在日コリアンの方々に差別政策をとっているからだ」と話し始めた後、「すでに高校無償化が8年間になったにもかかわらず、外国人学校43校があるにもかかわらず、ただ朝鮮学校だけが除外されている。私は本当にこのような排他的で反植民地的なこのような行動に怒りと恥と嘆かわしさを感じる」と心境を述べた。

 

この日、第180回金曜行動には8.15行事に出席するため訪韓した日韓民衆連帯全国ネットワーク渡辺健樹代表などが席を共にし、加藤正姫氏が通訳をおこなった。

 

森本事務局員は「日本の文部科学省の前でも金曜行動が行なわれていて、午後4時から1時間にわたって行なわれる。ここでは、朝鮮大学校の学生、朝鮮学校の高校生、日本人の支援者が参加していますが、なんと300回を超えた」と紹介し、「国連の人種差別撤廃委員会ですでに日本政府は、差別を是正するよう勧告を受けている」と指摘し、「差別政策を進める安倍政権が日朝協議をするというが、そのような会談を行う資格もない。安倍はすぐに退陣せよ」と叫んだ。

 

1930年代曽祖父の世代が済州島から日本に渡って定着した、在日同胞梁デリュン氏は「在日同胞3世だが、上手でなくてもこのように民族の言葉を話すことができるのはなぜなのか」と反問し、「日本には幼稚園から大学まで在日同胞学校がある。朝鮮総連の学校がある。私は幼稚園から大学まで通ったので、これくらい、話ができる」と述べた。

 

梁デリュン氏は、「今の時代は多く変化しているが、どのように新しい時代、新しい歴史の流れに合わせて、私たちの民族の財産として、北東アジアの新たな歴史に合わせて、朝鮮学校を見なければならないかということだ」とし「今後、弾圧、差別がなくなって、より良い世界が作成されるまで共に力合わせていこうと思う」と語った。

201881123
201881124

記者会見を終えた代表たちは、国際宣言を日本大使館側に伝達しようとしたが、警察が防げて伝達できなかった。日本大使館側は事前協議がなかったという点を挙げて受付を拒否した。記者会見の参加者たちは「日本大使出てこい」などを叫び、次回は、事前協議を経て、伝達するとして締めくくった。

 

先に、チョンテヒョ共同代表は、開会辞において「私たちは、三回日本大使館に、私たちの署名を受けることと、私たちが目的とするところを伝えたが、受けなかった。入れなかった。そして郵便でしろというので、郵便でしたにもかかわらず、まだ一度も答えを聞いたことがない」とし「今日も私たちは伝達する。そして継続する」と述べた。

 

【在日同胞と朝鮮学校を弾圧する安倍政権糾弾国際宣言(全文)] 

 

 在日同胞と朝鮮学校を弾圧する日本政府を糾弾する

 

1948年、日本政府が在日同胞の民族教育を大々的に弾圧し、ついに少年を死亡させた「阪神教育闘争」が発生して70年が過ぎた今日も、日本政府の在日同胞弾圧は続いている。

 

日本政府は、国内のすべての高校に適用する「高校無償化」制度から唯一、朝鮮学校だけを排除し、平等に教育を受ける権利がある子どもを対象に、差別的措置を強行した。それに応じて、いくつかの自治体は、これまで支給した教育補助金さえ中断し、初級、中級学校まで財政的圧力をかけている。

 

また、日本政府が課した対朝鮮独自制裁のために、在日同胞は北側にいる家族、親戚とまっとうな往来、物資交換さえ遮断される被害を被っている。この間、北に修学旅行に行ってきた朝鮮学校高級部の子どもたちの修学旅行のお土産を日本の税関が全部押収した事態が発生した。禁止品目や危険物ではなく、個人の物品も没収していく日本政府の反人権的行動に驚愕を禁じえない。

 

朝鮮学校は日本の植民地支配時代、強制的に日本に連れて行かれ定着するようになった私たちの同胞が「朝鮮人は、朝鮮語を学ばなければならない」という当然の道理で設立した民族教育機関であり、在日同胞は、日本政府からの保護を受ける権利がある日本社会の構成員である。

 

しかし、日本政府が加える露骨な差別政策は、右翼団体のヘイトスピーチと在日同胞の建物に対する銃乱射などの衝撃的な暴力行為につながり、在日同胞をヘイトクライムの対象に追いやっている。

 

植民地支配に対する謝罪はおろか、在日同胞と朝鮮学校を露骨に弾圧する日本政府を強く糾弾する。私たちは、同胞の正当な権利のために最後まで連帯して戦っていくことを宣言し、次のように要求する。

 

1.日本政府は、植民地支配を謝罪せよ!

1.言葉だけで日朝関係の改善、日朝首脳会談を云々せず、朝鮮敵対政策と独自制裁を即刻撤回せよ!

1.在日同胞に対する弾圧を即刻中断せよ!

1.朝鮮学校にも高校無償化制度を適用しろ!

 

2018810

 

*在日同胞と朝鮮学校を弾圧する安倍政権糾弾国際宣言(1-1110人)

                       【翻訳 佐野さん/藤井さん】

2017年8月17日 (木)

●【詳報】 2017 8・15ソウル平和行動に日本訪問団参加

韓米合同軍事演習中止・サード配備撤回・平和協定締結もとめ8・15行動

17815_2            キャンドルに代わる1万余の赤い傘で埋め尽くされたソウル市庁舎前

 8月15日、72回目の光復節(解放記念日)のソウルは激しい豪雨の1日となった。

 午後3時、豪雨を突いてソウル市庁舎前広場では、韓国進歩連帯・民主労働組合総連盟(民主労総)・全国農民会総連盟(全農)・全国貧民連合、全国女性連帯など200余りの社会・市民団体が主催する「主権回復と朝鮮半島の平和実現のための8・15汎国民平和大会」が1万人余りの結集で開かれ、参加者はキャンドルの代わりの赤い傘をさしてぬかるみのなかを座り込んだ。さらに集会後、光化門の横にある米国大使館前で抗議行動を繰り広げた。

 

 8・15光復節には、政府主催の記念式典や日本への戦後補償を要求する被害者団体・支援団体などの行動も毎年取り組まれているが、労働者・農民・貧民・女性・青年学生たちは何十年にもわたり、解放とともにもたらされ今なお続く南北分断克服のための取り組みを進めてきた。とくに今年は、キャンドル行動の巨大なうねりで朴槿恵政権を打倒し、新政権発足後初めての8・15であり、また朝鮮半島の緊張が極度に高まっている中での大会開催となった。

815

      心を一つに韓米軍事演習中止、サード配備撤回、平和協定締結のスローガンを叫ぶ

 大会では、はじめに労働者、女性、青年学生の各団体から選抜された500人の統一先鋒隊(全国キャラバン隊)が、各地での取り組みや交流の成果を報告。律動(集団群舞)を披露して会場を大いに盛り上げた。とくに民主労総から選抜された200人の統一先鋒隊は、龍山(ヨンサン)に新たに設置された日本による強制労働を象徴する「徴用工像」の除幕式にも参加後、首都圏市民にトランプの卑劣な言葉を知らせて「戦争危機の中に国を押込む韓米戦争演習を中止しろ」との500枚の横幕を市中に掲示するミッションにも取り組んだ。私たちも訪問中、ソウルの各所でこの横幕を見た。

 

P1010268_640x480_3

                   500人の統一先鋒隊が先頭で決意表明

Photo

                  8・15の数日前にミッション「横幕作戦」が遂行された

チェ・ジョンジン民主労総委員長職務代行(注 ハン・サンギュン委員長が不当拘束されているため)や全農、全国女性連帯など各団体代表が登壇し大会決議文を朗読。

決議は、「最近米国は朝鮮半島での武力行使を云々(うんぬん)しているが、キャンドル政府を自認する文在寅(ムン・ジェイン)政権は、清算すべき朴槿恵前政権の韓米同盟強化政策、一方的な対北敵対政策から抜け出せずにいる」と批判し、「一触即発の軍事的危機を前に韓米が21日から31日まで実施予定の合同軍事演習『乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン』は当然中止するべき」であり、「米国が数十年間推進してきた対北敵対政策を中断し関係正常化と平和体制構築に向けた対話と協議に入れ」と訴えた。さらに「偉大なキャンドル抗争で腐敗と反民生、事大主義、反統一の政権を追い出したが、分断と冷戦を克服しない限り積弊(積もり積もった弊害)清算の時代的課題を成し遂げることはできない」として、「分断により未完成である私たちの光復(解放)をもう完成させよう」と提起した。さらに「韓米日同盟を完成させる意図で強行された韓日『慰安婦』合意と韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を廃棄し、朝鮮半島危機を高めるサード配備を直ちに撤回しなければならない」と要求した。

                                     

P1010269_640x480_2

            ハン・チュンモク韓国進歩連帯常任共同代表

 登壇したハン・チュンモク韓国進歩連帯常任共同代表は、「文在寅政権は、隣国の反発と報復を招き、我が国が統制できない米軍のサード(高高度ミサイル迎撃システム)配備をただ韓米同盟という名前で押し切っている。韓米同盟の名のもとにすべての常識と合理、平和への要求が敬遠されている状況下で自らをキャンドル政府と自認できるのか」と問い、「キャンドルの灯に込めた人々の願いは、国民が主人になる国、自主権がある国らしい国だ。朴槿恵積弊勢力が追求した韓米同盟の国、対米屈辱の国ではない。私たちこそがキャンドルの灯だ。国民が主人である国、使い道がなく平和を害するだけのサードのような兵器が配備されない国、米国に『戦争はあってはならず、平和交渉を開始せよ』と堂々と要求する国、キャンドルの灯が念願する自主・平和・統一の世の中をどうしても創ろう」と力強く訴えた。

 続いて、イ・チャンボク6・15共同宣言実践南側委員会常任代表議長の激励辞、良心囚釈放推進委員会による「ハン・サンギュン民主労総委員長、イ・ソッキ旧統合進歩党国会議員の釈放」を求める映像と公演、韓国民衆歌謡グループ「ウリナラ」のミニコンサートなども行われた。

 またサード配備地でこれに反対している星州(ソンジュ)、Xバンドレーダーの前面に位置する金泉(キムチョン)からも住民が大挙して参加し、金泉の代表から「サード配備撤回」まで闘う力強い決意表明がなされた。

P1010301_640x480

                   サード(THAAD)配備撤回を叫ぶ金泉の住民代表

Photo_2

 

日本からの訪問団、在日韓国青年同盟も連帯あいさつ

さらに東京・関西・沖縄・平和フォーラムなどから参加した日本の訪問団と、政権交代により入国が可能となった在日韓国青年同盟(韓青)代表団が一緒に登壇し、日本訪問団を代表して勝島一博・平和フォーラム事務局長、韓青を代表してキム・スンミン委員長がそれぞれ連帯の挨拶をおこなった。

P1010274_640x480        日本訪問団も全員登壇し勝島・平和フォーラム事務局長が連帯挨拶
P1010288_640x480
                      在日韓国青年同盟代表団も連帯挨拶

 

 1万余人で米国大使館前抗議行動

  

17815_3

        米国大使館前を埋め尽くし抗議する人々(左端の建物が米大使館)

 大会を終えた一万余人の参加者は、「NO WAR NO TRUMP」と書かれた先導車と「怒りの雷鳴」を模した数百人の太鼓隊を先頭に光化門(カンファムン)前広場へ向けて平和行進を開始。ここは昨年キャンドルで埋め尽くされた場所だ。米国大使館はこの広場の通りに面して建っている。当初予定していた米国大使館への「人間の鎖」は裁判所から不許可決定を受けたため、大使館前に1万余人の参加者が幾重にも陣形をとり、キャンドル代わりの赤い傘で埋め尽くされ、米国・トランプへのレッドカードにもなった。参加者は米国大使館に向かって「サード配備反対」「戦争やめろ」「平和協定を締結しろ」などのスローガンを口々に叫んだ。

17815
口をチャックでふさいだトランプの似顔絵とSTOP!UFG(乙支フリーダム・ガーディアン)と書かれた横幕を掲げ行進する人々

 米国大使館前行動は1時間ほど行われ、最後にチェ・ジョンジン民主労総委員長職務代行が「72年前と比べて日本と米国が入れ替わっただけで帝国主義の支配が続いている。韓国政府が出ることができないなら民衆が団結して朝鮮半島の戦争危機を防ごう」と締めくくり行動を終えた。

P1010254_640x472                    NO WAR  NO TRUMPを掲げた先導車

P1010261_640x480_4           先導車に取り付けられたトランプの吹き流し。下からの風でコミカルに動く

Photo              「怒りの雷鳴」を模した数百人の太鼓隊が先頭で行進
17815_2

●2017 8・15ソウル訪問記

 2017年8・15ソウル訪問団の活動は、14日から始まった。

 

韓国良心囚釈放要求集会に参加

 

 14日は午前中、光化門広場のセオウル号真相究明のテントを訪れ、さらに近くで開かれたハン・サンギュン民主労総委員長やイ・ソッキ旧統合進歩党国会議員ら不当に拘束されている33人の良心囚釈放要求集会に参加。「全斗煥でさえ8・15特赦を行い一部であれ良心囚を釈放したのに、文在寅政権は8・15特赦をまだ発表していない」として、青瓦台(大統領府)に向けて行進し、青瓦台前でも釈放要求集会が行われた。

P1010186_640x480                 クォン・オホン民家協代表(後方が青瓦台)
P1010195_640x480                 石井寛さん(着ている青い上着は囚人服)

 青瓦台前集会では、政治犯家族らでつくる民主化実践家族運動協議会(民家協)のクォン・オホン代表らが次々とアピールする中、韓国良心囚を支援する会全国会議事務局長で日韓ネット事務局でもある石井寛さんが、長年にわたる在日韓国人「政治犯」救援の取り組みと今や再審請求で次々と無罪判決を勝ち取っていることを報告し、集会参加者に感銘を与えた。集会後、青瓦台内の民間請願受付所を訪れ釈放要求署名を係官に手渡した。

P1010204_640x480_4

 南営洞(ナミョンドン)対共分室跡・朴鐘哲記念展示室を訪問

 

14日の午後は、かつて対共分室が置かれ、「アカ」「スパイ」などと見なされた民主化運動や統一運動の活動家らに水拷問や電気拷問などを加えた南営洞(ナミョンドン)の警察施設を訪れた。

80年代半ばに民主化青年連合代表としてこの対共分室に拘束され、激しい拷問を受けた故金槿泰氏(キム・グンテ=のちに統合民主党常任顧問)の自伝的手記『南営洞』を基に作られた映画「南営洞1985」を観た人も多いだろう。

Photo_2             5階部分のみ窓が小さいのは拷問に耐えかねた飛び降り自殺防止のため

とくに1987年1月、ソウル大生の朴鐘哲(パク・ジョンチョル)氏がこの対共分室で水拷問により殺害されたことが明らかになり、全斗煥軍事独裁政権を打倒した87年6月民衆抗争とこれに続く労働者大闘争の起爆剤になったことでも知られている。

現在、ここは警察庁人権保護センターとなり、5階の拷問が繰り返された取り調べ室は、朴鐘哲氏が拷問で虐殺された部屋は当時のまま保存され、4階は朴鐘哲氏記念展示室になっている。そしてこれらは警察施設でありながら運動圏の団体が管理しているという。ここにも韓国民主化運動の強さを見てとれ感慨深いものがあった。

P1010205_640x480               左の浴槽は水拷問のためのもの
P1010208_640x480
                拷問部屋の全景。四六時中小型カメラで監視されていた

Photo_3

                          朴鐘哲記念展示室

 外から見えないようにされている建物裏手の拘束者専用の入り口から入り、5階の取り調べ室=拷問部屋のフロアにしか行けないらせん階段を上りながら、ここに連行された人々に思いを馳せた。

 ちなみに今回、我々に同行してくれた韓国のA氏もかつてソウル大「旗事件」と呼ばれる弾圧事件で、ここに収監されたことがあるとのことだった。

Photo_5               建物裏手の拘束者専用入り口
Photo_6          取調室=拷問部屋の5階フロアにしか行けない螺旋階段
Photo_7
              取調室=拷問部屋の5階フロア

 

西大門刑務所跡を訪問

 

今回の訪問団のなかには初めての訪韓者も多く、やはり西大門刑務所跡の参観は欠かせないということで訪問した。ここは、かつて日本支配下で多くの独立運動家たちが投獄され、拷問・処刑がなされた場所で、貴重な資料が展示され、また処刑場跡などが保存されている。また解放後も、多くの良心囚が投獄された場所でもある。

P1010212_640x480          拷問器具の一つ。頭がつっかえ横には杭が出て刺さる仕組み

 初めて参観した人は、あらためて日本帝国主義の残虐な歴史を見て新たな決意を固めていた。

 

15日午前、民間人虐殺現場跡、非武装地帯近くの民間人統制区域内を訪問

 

15日は早朝からバスに乗り、まず朝鮮戦争時に韓国軍によって民間人虐殺が行われた現場を訪れた。朝鮮戦争の緒戦、南下する朝鮮人民軍は各所に人民委員会を組織した。米軍が仁川(インチョン)に上陸して米韓軍の反撃が始まり、再びこの地を占領した韓国軍は、人民委員会に協力したとして特定思想を持たない多くの民間人を容赦なく虐殺した。坑道にこれらの人々を引き立てて射殺し、遺体は深く掘られた竪穴に突き落とされ、埋められたという。現在、遺骨が発掘され、現場保存がなされているが、まだ未発見の遺骨が埋もれている可能性があるという。

P1010215_640x480                  虐殺現場で説明を受ける
P1010218_640x480                  発掘された多数の遺骨

P1010220_640x480_2                     虐殺された遺体が突き落とされた竪穴

 

私たちはさらにイムジン河沿いにあるイムジン閣を参観、さらに民間人統制区域内()の南北直通鉄道・道路がある都羅山(トラサン)駅を訪れた。かつては朝鮮側の開城(ケソン)工業団地へ行きかう人々でにぎわっていたが、朴槿恵政権による閉鎖でまったくひと気がなかった。

一行は、都羅山駅構内に寄せ書きを広げ、朝鮮半島の平和と統一の願いなど思いおもいに寄せ書きに書き込んだ。

P1010228_640x480                 イムジン閣から寸断された鉄道、破壊された鉄橋を見る
P1010247_640x480                              都羅山駅
P1010239_640x381               改札口に「平壌方面」とある(写真をクリックすると大きくなります)
P1010233_640x480                   朝鮮半島と東アジアの平和の願いを込め寄せ書き

さらに一行は、民間人統制区域でも最も非武装地帯に近い「6・15リンゴ園」を訪れ、昼食をごちそうになった。ここは名前の通り6・15南北共同宣言を実践しようという農業者が経営しているもので、昼食後、このリンゴ園の社長は我々のバスに同乗し、ソウル市庁舎前の平和大会に参加した。

P1010250_640x480

                          6・15リンゴ園での昼食会
 

 ソウル市庁舎前・米国大使館前の平和行動は別掲の通りである。

 

()南北を分断している軍事境界線は朝鮮半島の東から西へ切り裂くように設定されているが、停戦協定により南北ともに軍事境界線から2キロを非武装地帯にしている。韓国側はさらにそこから20キロを民間人統制区域として許可なく民間人が入ることを規制している。ただ元々の住民たちがおり、特別の条件のもとで居住が許されている。

2017年6月18日 (日)

●【詳報】6・10ソウル国際シンポ「コリア国際平和フォーラム」を開催

20170611

 

610日、ソウルの韓国国会議員会館で「コリア国際平和フォーラム(KIPF)」が開かれた。このKIPFは日本や米国などと韓国の平和団体の交流と連帯の歴史を踏まえ、2013727日、ソウルで開かれた朝鮮戦争停戦協定60年「国際平和大会」で結成しようと決議されていたもの。

 

そして今年、韓国側から「特に、サ(THAAD)配備の問題は朝鮮半島のみならず米と中ロシアの対立に拡がっており、日本は朝鮮半島の軍事的決を利用し、軍事大国化の道を歩み始めています。このような時に、際平和運動勢力との連帯と共同の闘いは、朝鮮半島の恒久的平和を現するのに決定的な力となるでしょう。今年、87年民主化30キャンドル市民革命により朝鮮半島の激動期を迎えているこの時期に、コリアの平和のためのソウル際フォラムを開催しよう」との呼びかけを受け開かれた。

 

 

【主催】キム・ジョンフン議員、独立有功者遺族会、ソウル進歩連帯、ソウル平和会議、良心囚後援会、全国大学民主同門会協議会、全国民主労働組合総連盟(民主労総)、反戦平和国民行動、チョン・ドンヨン議員、平和3000、統一の道、韓国労働組合総連盟(韓国労総)、朝鮮戦争前後民間人犠牲者全国遺族会、韓国進歩連帯、6.15言論本部、6.15学術本部、KIPFKorea International Peace Forum

 

【後援】6月民主抗争30周年事業推進委員会、6.15共同宣言実践南側委員会、インターネット言論「民」プラス、サード配備阻止全国行動

 

 

日本からは、藤本泰成・平和フォーラム共同代表、渡辺健樹・日韓ネット共同代表、山元一英・日韓平和連帯(大阪)共同代表をはじめ各団体から9人が参加した。また海外からのスピーカーとして、ミシェル・チョスドフスキー・オタワ大学名誉教授、シオン・レイ中国人民大学教授、ヨーイチ・シマヅ中国清華大学教員なども一堂に会した。

 

 

フォーラムでははじめにキム・サムリョル(独立有功者遺族会代表・KIPF共同代表)、キム・ジョンフン国会議員が主催者を代表して挨拶を行った。

 

20170611_2                 チョスドフスキー氏

続いて、以下の発題と討論発表が行われた。【別掲で発題全文掲載】

 

【発題①】韓国の政権交代 第二の太陽政策 非武装化と平和プロセス

 

         ミシェル・チョスドフスキー オタワ大学名誉教授

       http://nikkan-net.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-9ef1.html

 

【発題②】朝鮮半島の恒久的平和体制に移行する激変期の情勢と闘争課題

 

         ハン・チュンモク 韓国進歩連帯常任代表

       http://nikkan-net.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-a304.html

 

【発題③】朝鮮半島平和プロセスの利害当事者とトラブルメーカー

 

         シオン・レイ 中国人民大学教授

       http://nikkan-net.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-1c0e.html

 

【発題④】米韓の政権交代と安倍政権の動向、日本平和勢力の課題

 

         渡辺 健樹 日韓民衆連帯全国ネットワーク共同代表

       http://nikkan-net.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-755e.html

 

 

4人の発題を受け、休憩後、韓国のTHAAD反対闘争の映像が流され、続いて討論に移った。

 

【討論①】日本社会の右傾化-暴走する安倍政権 

 

藤本 泰成 フォーラム平和・人権・環境共同代表

 

【討論②】東アジアの平和構築の現況

 

         山元 一英 日韓平和連帯共同体表

 

【討論③】サードの裏に隠された狙い-朝鮮半島非核化を「撃墜」

 

         ヨーイチ・シマヅ 中国清華大学教員(日系米国人)

 

【討論④】韓国のサード配備阻止運動の意義と展望

 

         キム・ピョンギュ 戦争反対平和実現国民行動共同執行委員長

 

 

 

討論の全体としては、トランプ米新政権の対朝鮮半島政策に対する分析と対応策、キャンドル革命を背景とした韓国新政権の展望、そしてその中での日本の安倍政権の動向などついて論議が集中し、いまや朝鮮半島の平和をめぐり決定的な分岐点に入ってきていること、サードの韓国配備反対をはじめ今後の朝鮮半島の恒久的平和体制構築に向けた課題について確認した。

 

 

 

876月民衆抗争30周年 民族民主烈士追慕祭などに参加

 

6/9】今回、私たち東京・大阪の日本訪問団は9日にソウルで合流し、韓国の仲間たちや先乗りしていたチョスドフスキーさんらその他の海外組とも合流。その後、私たちの歓迎も兼ねた韓国民主化運動・平和統一運動の記念祝賀宴にも合流した。

 

ここでは、日本政府の朝鮮学校への「無償化」差別に反対する金曜行動の場と化した。金曜行動とは日本政府の朝鮮学校への「無償化」差別に反対して東京・文科省前で朝鮮学校生徒や「無償化連絡会」の人たちなどにより毎週金曜日に取り組まれているもので、ソウルでもこれに連帯して韓国の「ウリハッキョと子供たちを守る市民の会」が日本大使館前で毎週金曜日に取り組んできた。今回は大使館前ではないが、集まった韓国の人びと、チョスドフスキーさんや日本からの訪問団もバナーを掲げて意思表示した。

 

201769_9_2

201769_11_2

201769_12_3

6/10】翌10日、前述のコリア国際平和フォーラムを終えた一行は、ソウル市庁舎前で開かれた876月民衆抗争30周年 民族民主烈士追慕祭に参加した。

 

我々は、フォーラムとの時間の関係で文在寅大統領の記念演説には立ち会えなかったが、文在寅大統領は「歴史を変えた2人の青年、朴鍾哲と李漢烈を永遠に記憶する」と述べ、「6月抗争とキャンドル集会を通じ、民主主義を継承してきた市民こそ、歴史の主人公」、キャンドル革命は「未完の6月抗争」の完成を求めているとし、「制度としての民主主義が後退することは、もうない」と強調したという。

 

追慕会終了後、参加者全員が正面に掲げられた民主化闘争・平和統一闘争のなかで斃れた烈士の遺影に献花し、新たな闘いへの決意を固めていた。

 

P1010123_640x480_2
P1010121_640x480_2
19205011_1510915512314058_163337029

  日本訪問団の東京組は、翌11日早朝、東京で予定されている611東京シンポのためとんぼ返りした(韓国ゲストとチョスドフスキーさんも)

 

 【ソウルシンポ発題】ハン・チュンモク韓国進歩連帯常任代表

20170611_4
朝鮮半島の恒久的平和体制に移行する激変期の情勢と闘争課題

 

ハン・チュンモク

韓国進歩連帯常任代表

 

 

朝鮮半島情勢の特徴 : 朝鮮半島の軍事的対立が構造的に激化しつつ、決定的な分岐点に差しかかっている。

 

北の核、ミサイル能力が高度化し、これまでの軍事オプションが事実上失われ、対北政策の転   換を迫られる米国 トランプ政権が登場し、対北政策の新たな基調を発表

 

 オバマ政権が「戦略的忍耐」で滞っていた間に、北の米本土に向けた核攻撃能力は格段に向上した。北は5回の核実験を経て、核頭の小型化、多種化、標準化の段階に入ったことを明らかにし、固体燃料、移動式発射台、大気圏突入技術など、ミサイル攻撃能力も向上し続けている。

―朝鮮半島の軍事的対立は構造的に激化し、相手への先制攻、報復能力が向上する中で、米国の対軍事オプションが失われ、米朝間の激突は決定的な分岐点に差しかかっている。

これまでの制裁や体制崩壊政策の失敗が明確になる中、政策換に迫られたトランプ政権は原子力空母などを朝鮮半島の東海に展開させることを発表、4月には先制打撃論までちらつかせながら、朝鮮半島の戦争危機説をあおり、軍事的決を激化させた。

426日、米国上院議員の全員をホワイトハウスに招き、新たな対政策の合同ブリーフィングを行った。また、この会合後にはティラソン務長官、マティス防長官、コ家情報長官が共同明を表し、「北朝鮮の核、ミサイル発射実験を断念させるためのこれまでの努力は失敗に終わった」として「戦略的忍耐」政策破棄を宣言し、北朝鮮は「家の安全保障にとって差し迫った脅威」と見なし、外交上の最優先課題とした。

さらに、経済制裁を、同盟国など域内パートナーの外交的手段で圧力をかける方針を示し、中国が役割を果たすことを強く求めた。また、「国は朝鮮半島の安定と平和な非核化を追求する。われわれはその目標のために、交渉のドアはオープンになっている」と強調した。

53日、ティラーソン国務長官は「北朝鮮の政権交代や体制の崩壊、朝鮮半島の統一を加速化させようとするものではない」と言及。 

―トランプ政権は現段階において、北への経済制裁による「最大の圧迫」を行いつつも、これまでのオバマ政権とは異なり政権交代や体制崩壊の意思はないことを明らかにし、渉もオープンにしていくものと思われる。 

 

米朝間で半官半民の接触が始まる 

 

 58日日、オランダで米朝の1.5トラック[半官半民]の接触があった。北朝鮮外務省のチェ・ソンヒ北米局長と「ニュー・アメリカ財団」のスザンヌ・デマジオ上級研究員が会合した。 

 会合のあった59日、日本のマスコミは一斉に、トランプ大統領が北の核放棄を条件に米朝首脳会談を提案したと報道した。日本のマスコミでは、トランプ政権が首脳会談を提案しながら、体制の換は求めない、金正恩政権の崩壊は追求しない、南北統一を加速化させない、米軍は38度線を越えて北上しない、などの原則を伝えたと報道され、一連の変化がみてとれる。 

トランプ大統領は最近金正恩委員長について、「権力を良く掌握している」としながら「適切な環境で会えるなら光栄だ」とも述べている。 

 

○ 米朝対決の臨界点に達しつつあり、朝鮮半島の冷戦、戦争構造の解体を早め、拡げていく作   業が必要だ。 

 

―北側の核、ミサイル能力は高度化を続けている。昨年4,000km級中距離ミサイル射実験に成功し、最近では6,0008,000km級ミサイル射実験、大気圏突入に成功している。移動式技術、固体燃料技術などの機動性、安定性も高度化していると評価されている。米本土に向けた攻撃 能力の現実化が超スピードで進んでいる。

―トランプ政権は、これまでの「戦略的忍耐」政策の失敗をハッキリ知っている。

―長期にわたる消耗する政権崩壊策や体制換の意思はないということを明らかにし、「核、ミサイルの放棄」という目標に集中する模様。最近は、「開発中断」による「再開」まで述べられている。 

 渉による平和的解決 vs 軍事的方法による戦争の現実化という鋭い対立点から、対話か戦争かという決の最終段階に入っている。渉が本格化する時まで、北のミサイル射は続くだろうし、国もまた対制裁の、軍事的デモンストレーションなど、強硬策に注力するだろう。 

 もし、交渉が始まれば、過去の「段階的合意」よりも「包括的で戦略的合意」に達する蓋然性が高く、そうなれば、長期間の米国の朝鮮半島への介入や支配政策に決定的打撃になるだろう。この過程で、米軍の駐留問題、韓米同盟の性格などをめぐり、韓会の内部で保守勢力との厳しい決局面も予想される。 

 

 トランプ対北政策の限界と朝鮮半島平和体制の樹立

 

 トランプの政策は、非軍事的迫による北の核問題解決であり、オバマの「戦略的忍耐」と本質的にはそれほど変わらない。ただ、違いがあるとすれば、中国を巻き込んで圧迫のレベルを最大限高めているということ、またオバマ政権に比べ、国にはそれほど時間的余裕がないということだ。 

 国も北朝鮮の非核化に共通の利害係があるので一定程度、北圧力に協調しているが、北との係を破局に持ち込むほど圧力レベルを高めることは出来ないだろう。したがって、国による圧力や国の様々な圧迫により、北の核ミサイル能力化を阻止することは出来ないだろう。

 北は核強国の地位を固め、その力を基礎に米国との平和体制を樹立させようとしているのが明確なので、スピーディーに核ミサイル能力の化を図るだろう。

 このようなところから短期的にみると、朝鮮半島の軍事的危機は極度に高まる可能性が高いが、北の米国本土に向けた攻撃能力が完成され確認されれば、米国は否応なしに戦争か平和か、二者択一を迫られるだろう。また、このような状況になれば、核凍結と平和協定の締結は現実の問題となるに違いない。

 

○ 今は韓国社会の矛盾の根源が崩壊しつつある歴史的転換であり激変期である。 

 

 今は韓会の漆黒の根源である体制が崩壊していく換期であり、断と外国勢力に寄生し、会を支配してきた親米保守勢力の支配基盤が倒れていく激変期だ。

 核ミサイル能力急速されるにつれ体制解体平和体制樹立をめぐる米朝終着点かってんでいる。また、朴槿恵の国政私有化に怒り立ちあがったキャンドル抗争は、積もり積もった過去の弊害と社会の大改革闘争へ進み、数十年間韓国を支配してきた親米保守勢力の権力基盤を弱体化させながら民主的革を進めている。

 今はこのような二つの化が交差しながら展し、会の矛盾の根本的解決に向かう激変期であり換期である。 

 

 キャンドル抗争の意義とムン・ジェイン(文在寅)政権のスタート

 

  キャンドル抗争は、保守独裁政権による反民主的、反民衆的弊害を算し、実質的に国民主権を現するための民主的運動だ。これは、朴槿恵退陣と逮捕により第1段階を勝利で結び、大統領選挙で文在寅政権を打ち立てることにより第2段階を越えた。そして、実質的な積弊算と会の大改革完成という第3段階に差しかかっている。

  文在寅政権は、金大中、盧武鉉権と登場とはその性格が異なる。金大中、盧武鉉権が保守の強い政治的基盤のもとで発足したとすれば、文在寅政権はキャンドル抗争により保守の政治的基盤が急速に瓦解している状況で作られ、積弊算と社会の大改革という国民的要求と支持を基に打ち立てられた。したがって、文在寅政権をキャンドルの力と切り離してみることは出来ない。

  キャンドル抗争は韓会を支配してきた保守の政治的権力基盤を弱体化させ、反民主的な積弊算を行い実質的民主化により韓国の民主的展を成し遂げるという意味では大きな歴史的意義があるが、革の根本課題である自主的革へと展できていないという限界がある。

― したがって、文在寅政権が積弊の中の積弊である断による積弊を清算し、朝鮮半島の恒久的平和体制を構築する道に進むよう国民的抵抗と闘いを続けて行かなければならない。南係を改善、展させ続けることこそ、朝鮮半島平和構築の重要な要素となる。

 

自主統一運動の全盛期を開き、反戦平和運動と反米自主化運動を高めて、朝鮮半島の  平和体制を打ち立てよう

 

  米朝決が最終段階に差しかかると危機が高まり、危機が高まるほど平和を守るための反平和闘争と南北係の改善、自主統一闘争はさらに重要となる。朝鮮半島の平和を守り、自主化を成し遂げ、韓国社会の民主的革を完成させるための中心的課題は、平和体制を打ち立てることだ。このためにも反平和運動を化し、自主統一運動の新たな全盛期を切り開くことが求められている。 

  自主統一運動の核心は、こう着状態にある南北係を改善し、話と交流を通じて和解協力の時代を切り開くものになるべきだ。そして、キャンドル抗争で文在寅政権が誕生した有利な状況に合わせ、祖国統一闘争は大胆に進めなければならない。 

  平和運動は、根本的に停体制を終息させ、恒久的平和体制を樹立することを目標に進めるべきだ。このようなところから、軍事訓練の中断とサド配備撤回を求める闘いを進めつつ、それが平和体制樹立の闘いに結びつけ、平和体制樹立運動を反平和運動の中心に据えなければならない。 

  そして、南北係の改善(ケソン/開城工業団地の再稼働、金剛山観光の再開、全民族大会、交流協力の活性化、6.1510.4宣言の履行)、平和協定締結、軍事訓練の中止、サド配備の撤回、敵対政策の撤回と再開のための闘いを適切に配置して進めるべきだろう。特に、新政権のもとで南北改善の活動を強めることが必要だ。

 

朝鮮半島の恒久的平和体制実現のために、強力な国際連帯、平和闘争を進めよう

 

―朝鮮半島の平和は東アジアの平和、世界平和を現するためにも重要だ。したがって朝鮮半島の  平和は南と北、米朝間の対決と交渉のみで解決するのではなく、国際的な平和連帯を通じて、各国政府に圧力をかけ牽引するとき実現可能なものとなっていく。

国際的な平和運動を通じてサド配備の撤回、韓米合同軍事訓練の中断と米国の対北敵視 政策の破棄が行われなければならない。また、北の核凍結、非拡散に応じた形で、話と渉による平和協定の締結が現されなければならない。

 

<本日の「コリア国際平和フォーラム」を機に、朝鮮半島の恒久的平和実現のために国際共同行動をご提案します。具体的には今年815日、ソウルで行われる南と、海外同胞が共に集う民族共同行事に合わせ、アジアと世界平和の実現を願う心を込めて、世界中で ‘2017.8.15. One Korea Peace Day’‘ とコリア平和実現のための国際宣言と共同キャンペンを行おうということを提案したいと思います。>

 

朝鮮半島の恒久的平和を現しようとするわれわれの闘いは、東アジアの平和、世界の平和と繁栄の礎になるという確信と共に、各国の現場で孤軍奮闘される参加者皆様に改めて敬意と感謝を表する次第です。